パプリカの持つ栄養成分、特にアンチエイジングに対する働きが注目を集めています。
パプリカはナス科トウガラシ属の野菜。
ピーマンとの違いがインターネット上ではテーマとして鬱陶しいほどに記事化されていますが、種類としては同じです。
パプリカもピーマンも同じナス科トウガラシ属。
一般的に重さが100g以上の肉厚な成熟したものをパプリカ、小さく未成熟なものをピーマンと呼びます。
パプリカは、かつてオシャレで高級志向な料理に使われているイメージでしたが、現在はスーパーでも取り扱われるポピュラーな食材の地位を確立。
カラフルで料理に彩を添えてくれたりピーマンに比べて栄養価も高いことから、女性を中心に支持される人気食材となっています。
パプリカの抗酸化パワーでアンチエイジング
パプリカは未成熟なピーマンと比べると栄養素が豊富に含まれています。
特にビタミンCやカロテノイドの含有量が高いことが特徴ですが、これらは抗酸化のチカラが高くアンチエイジングに役立ちます。
このアンチエイジングに関する効能がパプリカが女性に支持される最大の理由と言っても過言ではないでしょう。
カロテノイド
ポリフェノールと同様に活性酸素を除去しアンチエイジングなどに有効な抗酸化力を持つ色素物質。
抗酸化作用を持つ成分は、肌のターンオーバーを整えることで肌の老化を遅らせ若々しさをサポート。
エイジングサインが気になる女性におススメされる働きです。
ポリフェノールがブルーベリー・大豆・茶葉などに含まれるのに対し、カロテノイドはニンジン・ピーマン・トマトといった緑黄色野菜や果物に多く見られます。
カロテノイドは、大きく2つに分類されます。
- カロテン
- βカロテンやリコピンなど。代表的な食材はニンジンやトマト。
- キサントフィル
- ルテインやアスタキサンチンなど。代表的な食材はパプリカやほうれん草。
2つのうち、カラダの活性酸素を除去し酸化を防ぐ抗酸化のチカラはキサントフィルが優れているとされています。
ビタミンC
美容のビタミンとして知られているビタミンC。
真っ先に思い浮かぶ食材はレモンでしょう。
ビタミンCは、ツヤや弾力のある肌に必要なコラーゲンを作るために使われます。
また抗ストレスのチカラを高めたり、貧血を回避するために必要な鉄の吸収をアップ、若さを保つための抗酸化作用など、ビタミンCは女性にウレシイ作用がたくさん見られるのです。
色によるパプリカの違い
パプリカは様々な色を持っていますが、特に身近なパプリカは赤と黄色です。
この2つはスーパーでも頻繁に見かけるので既に珍しいものではなくなっているでしょう。
パプリカは色によって栄養成分を含む量が異なっており、赤パプリカが最も優れているようです。
栽培環境によって食材の栄養は異なるため参照資料ごとに数字はバラバラですが、黄色パプリカはピーマンに比べて2倍のビタミンCを含みます。
さらに赤パプリカは黄色を凌ぐビタミンCとキサントフィル系のカテロイド「βクリプトキサンチン」が豊富。
βクリプトキサンチンの属するキサントフィルは上記で記した通り、アンチエイジングに有効な成分です。
「文部科学省 食品成分データベース」を見ても、ビタミンC・カロテノイドだけでなく、ミネラルや食物繊維など全般的に赤パプリカの栄養成分量が勝っています。
アンチエイジングを始めとする女性が気になる栄養を摂取するのであれば、赤パプリカがおススメです。