大根は美肌にとても良い野菜
日本人にはお馴染みの食材と言える大根。
英語ではJapanese white radishと表記されているものです。
※ラディッシュは二十日大根の英名
七草粥に出てくる「すずしろ」は大根のことで古い言い方になります。
無病息災や胃腸の休息のために用いられたとされる七草粥にも使われる大根は健康には良いのはもちろんですが、含まれる成分から美しい肌の味方と言える野菜。
大根は非常にポピュラーな食材。
入手するのも簡単です。
大根ががなぜ美肌に適しているのかを知って美肌作りに役立てましょう。
大根の栄養成分
大根は水分が多く、100g辺りのカロリーも30~35kcal程度と低いのでダイエットにはとても適した食材と言えます。
- カロリー
- 35kcal
- 水分
- 90.5g
- タンパク質
- 0.6g
- 脂質
- 0.2g
- 炭水化物
- 8.0g
- 食物繊維
- 5.1g
- ビタミンC
- 7mg
- ナトリウム
- 30mg
- カリウム
- 190mg
- 鉄
- 0.3mg
美肌に欠かせないビタミンC
大根の特徴として挙げられるのが美容のビタミンとして知られるビタミンC。
レモンやアセロラがビタミンCの代表的な食材として挙げられることが多いのですが、実は大根にも含まれています。
大根の根(白い部分)だけでなく、大根の葉にも豊富に含まれていることから根も葉も全ての部分が美肌作りに貢献してくれる優秀な野菜です。
肌は細胞の集まりで出来ています。
肌の細胞同士を結びつけているものが、美容ワードとして頻繁に耳にするコラーゲンと呼ばれるタンパク質です。
コラーゲンは弾力性を持っており十分な量のコラーゲンがあるとモチモチできめ細やかな肌になります。
ビタミンCはコラーゲンを作る際に使われることから、美肌作りには欠かせない栄養成分に挙げられるのです。
胃を助けて腸を整えるアミラーゼ
大根に含まれるもう一つの特徴的な成分が、でんぷん消化酵素のアミラーゼです。
ジアスターゼとも呼ばれています。
アミラーゼは唾液などにも含まれている成分で、でんぷんを分解する働きがあります。
簡単に言ってしまうと、食べ物の消化を助けて胃の負担を軽減。
腸の働きを整えてくれるのです。
抗菌作用を持つアリルイソチオシアネート
大根をすりおろすことで細胞が破壊されて化学反応により作られる辛味成分アリルイソチオシアネート。
アリルイソチオシアネートには抗菌作用があることから炎症に効くと言われています。
大根でビタミンCを効率よく摂取するの食べ方
大根は皮・根・葉とビタミンCが豊富に含まれてお、り余すところなく利用することができます。
ビタミンCを漏れなく効果的に摂取するには、基本的に生がおススメです。
大根の根は大根おろしで
大根の根の部分は、皮にもビタミンCが豊富に含まれています。
そのため、ビタミンCを余すところなく摂取するには、皮ごと大根おろしにすると良いでしょう。
すりおろしてから時間が経過すると栄養が失われていくので、大根おろしは食べる直前に作る事をおススメします。
大根おろし作りは意外に疲れる、という人は電動の大根おろしも少なからず存在しているので利用してみるのも良いかもしれません。
大根の葉
ビタミンCは熱に弱いので、大根の葉は可能な限り生で食べると良いでしょう。
おススメは、スライスした大根の葉にかつお節と醤油をかけた和え物。
手軽に作れてビタミンCも失わずに摂取できます。
単純に美味しく食べるのであれば、大根の葉をごま油・酒・醤油と共にフライパンで炒めるとご飯の美味しいお供になります。