「コーヒーブレイク」という言葉もある通り、コーヒーは一般的に一息入れたい休憩時の飲み物というイメージが強いでしょう。
もしくはコーヒーに含まれるカフェインの摂取を目的に仕事や勉強時の眠気対策として飲むなど。
とにかく普通のイメージは美容とは縁遠いのですが、実はコーヒーに含まれる成分はダイエットやアンチエイジングなどに有効と言われています。
一気に大量に摂取しても特別な効果があるわけではありませんが習慣的にコーヒーを飲むことで理想のスタイルや若々しい肌を取り戻したり維持したりが可能かもしれません。
そんなコーヒーの美容に関する効能を中心に取り上げてみましょう。
コーヒーの基礎知識
コーヒーはコーヒー豆からお湯、もしくは水で抽出した成分を含む飲み物です。
コーヒーの木は、アカネ科コーヒーノキ属の植物。
コーヒーチェリーというさくらんぼに似た実がなり、その種を取り出して焙煎などの工程を経たモノがコーヒー豆として利用されています。
コーヒーの脂肪燃焼効果
人間のカラダには呼吸や代謝などの働きを担う自律神経と呼ばれる機能があります。
自律神経には交感神経と副交感神経が存在。
交感神経は、脂肪細胞と呼ばれるエネルギーを脂肪として溜め込んだり燃焼させる細胞に対して脳からの指令を伝達する働きを持っています。
コーヒーは、この交感神経の働きを活性化し脂肪の燃焼に関する活動を促進する可能性があると言われています。
特に運動前にコーヒーを飲んでおくことで通常よりも高いダイエット効果が見込まれており、テレビで活躍する芸能人の中にはコーヒーを飲んでからジョギングするダイエット方法で減量に成功したケースも報告されています。
コーヒーポリフェノールでアンチエイジング
脂肪燃焼効果の他にもコーヒーには含まれる成分から美容に関する効果が示されています。
コーヒーにはクロロゲン酸と呼ばれるポリフェノールが多く含まれています。
ポリフェノールとは植物に含まれている色や味(苦味など)の素となっている物質。
高い抗酸化力を持っており、赤ワインやチョコレート、ブルーベリー、緑茶などに豊富に含まれることが知られています。
抗酸化とは簡単に言えば老化を防ごうとする働きを指します。
例えば、肌から失われたハリやツヤ・艶やかな髪・衰えた活力を取り戻す、もしくは失われるのを防ぐといったものです。
アンチエイジングと言い換えても良いでしょう。
ポリフェノールが女性に支持されている理由は、この抗酸化にあるのです。
ポリフェノールの働きをテーマにした当サイトの記事は他にも複数ありますので、以下のURLからご確認ください。
>>ポリフェノールとアンチエイジングをテーマにした記事の一覧
利尿作用でむくみ解消
コーヒーを飲むと通常よりトイレに行く頻度が高くなるといった経験は多くの人が持っていると思います。
コーヒーに利尿作用があることは広く知られている話です。
利尿とは尿意(つまりオシッコ)の排出を促す作用です。
カラダは塩分量が多いとナトリウム濃度を薄めるために水分を取り入れます。
そうすると水ぶくれ状態となり、血管も狭くなって血圧が上昇します。
女性の悩みに多い「むくみ」は、このように体内の塩分と水分のバランスが崩れるために引き起こされます。
ナトリウムや水分は、やがて尿として排出されていくのです。
要するに体外へ過剰な水分を含めた不要物を排出することで「むくみ」解消へと繋がります。
コーヒーは「むくみ」解消に大いに役立つと言えるでしょう。