かぼちゃは女性の悩み解決をサポートする優秀な野菜です。
男性に比べると女性の方が圧倒的にかぼちゃを好んで食べているのは気のせいだけではないでしょう。
様々な理由はありますが、かぼちゃの栄養素が、女性に好まれる理由のひとつ。
- 肌の悩み
- 年齢の悩み
- 便秘の悩み
もし、食べず嫌いでかぼちゃを避けている人がいるなら今回の記事でかぼちゃパワーに触れてみましょう。
今日からかぼちゃで美活が始まるかもしれません。
かぼちゃの基礎知識
カボチャはウリ科に属するアメリカ原産の野菜。
漢字では南瓜と表記。
英語では、皮がオレンジ色のものをパンプキン(pumpkin)、それ以外のものをスクウォッシュ(squash)と呼ぶようです。
栄養価が高く、主に煮る・焼くといった調理法で皮まで食用が可能。
かぼちゃの種はナッツのひとつとして流通しており、ムダな部分が一切ない優秀な食材と言えます。
栄養成分
かぼちゃは調理や保存の方法で栄養が異なります。
生・茹で・焼き・冷凍、それぞれのかぼちゃ100gあたりのの栄養成分は次のようになっています。
- カロリー
- 91kcal
- たんぱく質
- 1.9g
- 脂質
- 0.3g
- 炭水化物
- 20.6g
- 食物繊維
- 3.5g
- カリウム
- 450mg
- マグネシウム
- 25mg
- リン
- 43mg
- 鉄
- 0.5mg
- βカロテン
- 3900㎍
- ビタミンB1
- 0.07mg
- ビタミンB2
- 0.09mg
- 葉酸
- 42㎍
- ビタミンC
- 43mg
- カロリー
- 93kcal
- たんぱく質
- 1.6g
- 脂質
- 0.3g
- 炭水化物
- 21.3g
- 食物繊維
- 4.1g
- カリウム
- 430mg
- マグネシウム
- 24mg
- リン
- 43mg
- 鉄
- 0.5mg
- βカロテン
- 3900㎍
- ビタミンB1
- 0.07mg
- ビタミンB2
- 0.08mg
- 葉酸
- 38㎍
- ビタミンC
- 32mg
- カロリー
- 122kcal
- たんぱく質
- 2.5g
- 脂質
- 0.4g
- 炭水化物
- 27.7g
- 食物繊維
- 5.3g
- カリウム
- 570mg
- マグネシウム
- 31mg
- リン
- 55mg
- 鉄
- 0.6mg
- βカロテン
- 5400㎍
- ビタミンB1
- 0.09mg
- ビタミンB2
- 0.12mg
- 葉酸
- 58㎍
- ビタミンC
- 44mg
美容に良いかぼちゃの効果
かぼちゃは様々な栄養をバランスよく含んでいますが、主に次のような美容への効果が注目されています。
美肌づくりに必須のビタミン
かぼちゃには、ビタミンB群、ビタミンCが含まれています。
ビタミンB1・B2などのビタミンB群は体内でエネルギーを作る際に必要とされるだけでなく、肌や粘膜を健康に保つ働きがあります。
ビタミンCは「美容のビタミン」と呼ばれており、美肌にとっては必須とされるコラーゲンを生み出すために使われます。
コラーゲンは肌細胞を結合する役目を持つもので、弾力性があるためハリやツヤのある肌の要とも言えます。
抗酸化ビタミンで若々しさを維持
かぼちゃに含まれるβカロテンとビタミンEは、抗酸化作用を持つビタミン。
抗酸化とは老化の原因となる活性酸素を除去する働きでアンチエイジングに重要な要素です。
アンチエイジング効果が得られれば、肌のターンオーバー(新陳代謝)も活性化される可能性が高いので、シミやシワが少なくハリやツヤのある若々しい見た目を保つために役立ってくれます。
なおβカロテンは、かぼちゃの皮に多く含まれているので煮物などで皮ごと食べることをおススメします。
食物繊維でお腹スッキリ
かぼちゃは食物繊維を豊富に含んだ野菜です。
食物繊維は水に溶けやすい水溶性と水に溶けにくい不溶性に分かれますが、かぼちゃは不溶性の比率が高い食材。
– | 総量 | 水溶性 | 不溶性 |
---|---|---|---|
生 | 3.5g | 0.9g | 2.6g |
茹で | 4.1g | 0.9g | 3.2g |
焼き | 5.2g | 1.3g | 3.9g |
かぼちゃの調理方法によって食物繊維量に変化があるものの、概ね3.5g~5.5gほどを含むようです。
水溶性食物繊維は粘着性・吸着性があり発酵性を持っており、空腹になりにくく糖の吸収も緩やかにする・コレステロールなどを排出する・腸内で善玉菌が増えるといった働きが見られます。
一方、不溶性食物繊維は腸の動きを活発にし排便を促すことから便秘解消に繋がる可能性を秘めています。
どちらも腸内の環境を整えることで、便秘の悩みやダイエットをサポートしてくれるでしょう。
『調理が面倒!』な人におススメのかぼちゃ摂取法
普段料理をしない、かぼちゃの調理が面倒という人は、かぼちゃパワーが粉状になった「かぼちゃパウダー」をを使うと良いでしょう。
水を加えてペースト状にして料理に添えるだけなので、お手軽にかぼちゃのビタミンや食物繊維が補給できます。
牛乳と合わせてラテのようなドリンクにしてもOKです。