えのき茸はタマバリタケ科エノキタケ属のキノコ。
色が白く細長いという特徴的な形状をしています。
国内生産1位は長野県。
スーパーで手軽に入手できる食材のひとつで、鍋や味噌汁などの具材に利用されます。
すごく目立つキノコという印象はありませんが、カロリーが低くビタミンや食物繊維が豊富でダイエットや美容に関心の高い女性に人気。
ダイエットを始めたい女性、ダイエット中の女性、肌が気になり始めた女性は、一度えのきパワーに注目してみましょう。
栄養成分
えのき茸100gあたりに含まれている栄養成分はこちらです。
- カロリー
- 22kcal
- 水分
- 88.6g
- たんぱく質
- 2.7g
- 脂質
- 0.2g
- 炭水化物
- 7.6g
- 食物繊維
- 3.9g
- 水溶性食物繊維
- 0.4g
- 不溶性食物繊維
- 3.5g
- カリウム
- 340mg
- マグネシウム
- 15mg
- リン
- 110mg
- 鉄
- 1.1mg
- 亜鉛
- 0.6mg
- マンガン
- 0.07mg
- ビタミンD
- 0.9㎍
- ビタミンB1
- 0.24mg
- ビタミンB2
- 0.17mg
- ナイアシン
- 6.8mg
- ビタミンB6
- 0.12mg
- 葉酸
- 75㎍
- パントテン酸
- 1.4mg
- ビオチン
- 10.6㎍
えのきの美容パワーに注目!
えのき茸は含まれている栄養から美容効果が見込まれている美フードと言える食材です。
低カロリーで脂肪燃焼に期待
えのき茸は100gあたり22kcalと低カロリーでヘルシーなキノコ。
カロリー制限ダイエットを行う際には適した食材です。
また、えのき茸に含まれているキノコキトサンにも注目。
βグルカンや複合糖質で構成される物質で、キトサンがカニなどの甲殻類由来の動物性の食物繊維であるのに対して、キノコキトサンは植物性の食物繊維。
キノコキトサンは脂肪の吸収を抑制したり脂肪の燃焼を促進するというダイエット向きな性質を持っています。
豊富な食物繊維でおなかスッキリ
えのき茸は食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維は水に溶けやすい水溶性と溶けにくい不溶性がありますが、えのきは不溶性食物繊維の割合が多く見られます。
食物繊維には腸の動きを活性化したり、善玉菌を増やして腸内環境を整えるといった作用が知られています。
そのため便意を促す結果に繋がるので便秘に悩む女性には食物繊維がおススメされるのです。
えのき茸を摂取するということは便秘の悩みから解放されるための方法のひとつと言えます。
ビタミンBが美肌に導く
えのき茸にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、葉酸などのビタミンB群が含まれています。
特にビタミンB1はエリンギや舞茸など他のキノコ類と比べても優れた含有量です。
ビタミンB群には皮膚や粘膜の健康を維持する働きがあります。
不足すれば肌荒れや炎症を引き起こす可能性があるため、美肌にとって重要な栄養と言えます。
カリウムで「むくみ」解消
えのき茸を始めとするキノコ類にはカリウムが多く含まれています。
体内の塩分濃度を下げるために水分を取り込んで起こる女性の悩み「むくみ」。
カリウムは体内の塩分と水分のバランスを整える働きを持っているため、過剰な水分や塩分を体外へ排出してくれます。
えのき茸だけでなく、キノコにはそんな「むくみ」解消への可能性があるのです。
リラックス
ギャバ(GABA)と言えばチョコレートが頭に浮かぶ人が多いかもしれません。
GABAはアミノ酸の一種。
脳神経の伝達物質で神経の昂りや興奮状態を抑えるというリラックス効果を持っています。
一部の市販チョコレートが抗ストレスをアピールポイントとしているのはそのためです。
えのきパワーを手軽に採る「えのき氷」
普段なかなか料理しないという人、もっと簡単にえのきの栄養を採りたい人には「えのき氷」がおススメです。
えのき氷は、えのきをペーストして煮汁を凍らせたもの。
えのきの栄養が詰まっており、料理に使ったり飲み物に入れたりと使い勝手の良い氷です。
毎日えのきを食べるのは無理でも、氷にすることで継続的に美容パワーの高いえのきを摂取するというハードルが下がります。
作り方はJA長野県のサイトで紹介されているので、そちらをご参照ください。
えのきをペーストにするのも面倒という方には、えのきパウダーのご利用をおススメします。
もちろん、えのき氷にしなくてもパウダーのままドリンクや料理に混ぜてもOK。
超お手軽にえのきパワーを体験したい人にはパウダーが向いているかもしれません。