巷で噂の食材・もち麦。
ダイエットが「食べないで痩せる」から「食べながら痩せる」にシフトチェンジし始めた現在、このもち麦が注目されています。
もち麦には、痩せるための合理的な理由がいくつも存在しています。
食べ過ぎなければ、とても楽なダイエット方法になるでしょう。
今回は、もち麦がダイエットに理想的な理由とその効果、もち麦の使い方などをご紹介します。
もち麦とは?
まず少しだけお米の話から。
毎日の主食として食べる白米。
これを「うるち米」と言います。
対して、赤飯などに使われる「もち米」。
お米には「うるち米」と「もち米」という品種が存在します。
さて、イネ科の植物に大麦があるのはご存知だと思います。
麦は古来から米の不足を補う形で重用されていました。
大麦にも米と同様に「うるち麦」と「もち麦」という品種があるのです。
ということで、もち麦とは大麦の品種のひとつということになります。
もち麦がダイエット食材として注目!その理由とは
ダイエットに効果的な食材として、このもち麦が脚光を浴びています。
今のダイエットは「食べない」方法より「食べる」方法が注目されやすくなっているのが現状です。
食べないダイエットは、辛く苦しい、成功しても食事を元に戻すとリバウンドしてしまうケースが多々見られるからです。
低カロリーの食材に置き換えるレシピや糖質を制限するメニューなど食べて痩せるために様々な創意工夫が行われています。
「もち麦」もそんな食べて痩せるための食材のひとつとしてメディアで取り上げられているのです。
ダイエットに効果的として注目される理由は次の通りです。
お米より低カロリー
もち麦はお米に比べてカロリーが低くなっています。
- お米・・・約250kcal
- もち麦・・・約170kcal
単純にお米をそのまま食べるより摂取カロリーが少なくなるのです。
もちもち食感が噛む回数を増やす
もち麦は、その名前どおり「もちもち」とした食感が特徴です。
もち米同様、飲み込むまでの噛む回数が白米より多くなります。
噛む回数が多くなると、満腹中枢が刺激されて満足感が得られます。
満腹中枢が刺激されるまでは時間が掛かるため、ゆっくりよく噛んで食べることが推奨されているのです。
よく噛んで食べることの様々なメリットは別の記事でまとめていますのでそちらでチェックしましょう!
胃で膨らむ
胃に到達したもち麦は水分を吸収、膨張します。
膨張したもち麦によって、胃が膨らみ満腹感を得られるのです。
お通じ改善
もち麦は、特徴と言えるほど多くの食物繊維を含んでいます。
その量は、押し麦(加工した麦の種類で麦ごはんに使われる一般的に普及している)の1.5倍、玄米の3倍、白米の20倍と言われています。
さらに、水溶性食物繊維の含有率が飛び抜けて高く、同じく水溶性食物繊維を多く含むゴボウなど野菜をも凌いでいます。
脂質・糖質をコントロール
もち麦が多く含む水溶性食物繊維には、内臓脂肪やコレステロールを低減したり、血糖値を下げる効果があることが最近の研究で判明してきています。
腸内で余分な脂質や糖質の吸収を穏やかにし、脂肪になりにくくするという効果があると言われます。
ダイエット目的の食べ方
もち麦の主な食べ方は、完全に白米の代わりにするか、白米ともち麦を混ぜるかです。
白米に慣れていると雑穀を食べにくいと感じるかもしれません。
最初は、白米にもち麦を混ぜる形で「もち麦ごはん」から始めましょう。
これを1日2食、白米からもち麦(もち麦ごはん)に変えるだけでダイエット効果が期待されるのです。
ただし、いくら食べても良いわけではありません。
もち麦は咀嚼回数が増えるという点もダイエット効果が得られる理由のひとつです。
意識してよく噛んで食べましょう。
もち麦ごはんの炊き方
もち麦の炊き方です。
- お米1合に対して大さじ1~3杯のもち麦を混ぜる
- 水は白米の時の1.2倍ほどの量を加える
- 塩をひとつまみ入れて味を引き立てる
- 1時間ほど寝かす
- 炊飯器で炊く
炊きあがり後は10分ほど蒸らしてから食べると美味しく召し上がれます。
もち麦を購入するには
近所のスーパーやお米屋で入手するか、ネット通販でも入手可能です。
なお、もち麦には国産と外国産が流通しています。
流通のメインはアメリカ産ですが、国産の方が栄養価が高く、健康志向の人は国産のもち麦を好むそうです。
ここでは、国産のもち麦と外国産としては人気の高いカナダ産のもち麦をご紹介します。
カナダ産
国産
ダイエットに失敗するばかりならお試しあれ
これまでに様々なダイエットを行ってきたけど、全部失敗した、リバウンドした!という方は、基本的な食生活から見直した方がよいかもしれません。
そもそも失敗したりリバウンドするのは、そのダイエット方法に無理があるからです。
無理をすれば一時的に成果を出せるかもしれませんが、それを維持することは困難です。
まず、食事のメニューを少し見直してみませんか?
白米をもち麦ごはんに置き換えるだけなら、ずっと続けられるような気がしませんか?
無理のない範囲で少しずつ変えていくことがダイエット成功のポイントです。
他にもローカロリーのメニューを取り入れるなど、食べることを前提としたダイエットが注目されています。
ご飯だけではなく、おかずのメニューも別記事で取り上げているのでチェックしましょう!