アボカドの種を使ったお茶にダイエット効果があると言われています。
既にテレビで紹介されていますが、種の利用なんて普段は考えもしないので中々知る機会も少ないでしょう。
アボカドにはペルシンと呼ばれる毒素がありますが、人体には無害と言われています。
人間以外の動物には、摂取量によっては害になる可能性があるそうなのでペットを飼っている家庭ではアボカド自体の扱いに注意が必要です。
アボカドの種に関しても、犬や猫が飲み込んでしまうと腸で詰まり、最悪の場合は手術に・・ということもあるので同様に注意しましょう。
さて、話が逸れましたがアボカドの種茶が何故ダイエットに有効なのか、成分や効果、作り方などをご紹介します。
ダイエット効果の理由
アボカドの種には水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
食物繊維が腸の働きを整えてくれるというのは周知の事実ですが、実は大きく分けて2種類が存在しています。
水に溶けにくい不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維は、野菜や穀物、豆類などに含まれている食物繊維。
腸の働きを活性化して便通を促す作用があります。
対して水溶性食物繊維は、昆布やワカメ、こんにゃく、果物に含まれてい食物繊維。
粘着性が高く、体内で糖分や脂肪を吸着、その後は便と共に体外へ排出します。
血糖値の上昇を緩やかにするほか、昇胃や腸の中をゆっくりと移動するためお腹が空きにくくなるという食欲を抑制する効果も示唆されています。
近年では難消化性デキストリンやポリデキストロースといった水溶性食物繊維が機能的に注目が集まっており、食品の材料として利用されはじめました。
アボカドの種には、この水溶性食物繊維が多く含まれていることから密かに注目を集めるようになりました。
「アボカドの種茶」の作り方
アボカドの種茶の作り方はつぎのようになります。
種を取り出して、切って、煮るという流れです。
アボカドの種を取り出す
アボカドの種を取り出します。
アボカドに包丁を入れて、種を中心にクルッと回すように切り込みを入れると簡単に取り出せます。
詳しくは、↓をどうぞ。
種をスライスする
取り出したアボカドの種を1cmくらいの幅で切ります。
他の植物の種に比べると柔らかいので、水洗いをして「ぬめり」を取ってから包丁でスライスできます。
もし硬いようであれば、ラップに包んで電子レンジで30秒ほど温めるとスライスしやすくなります。
煮る&抽出
スライスした種と水1リットルを鍋に入れて30分ほど煮出します。
最後にザルなどで、こして水分を抽出すれば完成です。
「アボカドの種茶」飲み方
特に飲み方の指定はありませんが、こまめに飲み続けることで血糖値の上昇が抑えられると言われています。
強いて挙げるなら、水溶性食物繊維の特性として体内の糖分や脂肪を吸着して体外に排出する働きがあるので、食後に摂取すると良いでしょう。
もし味に飲みにくさを感じるのであれば、レモンをスライスして入れたりレモン汁を垂らすと飲みやすくなります。
アボカドを買う機会がない人におススメ
普段料理をしない人やアボカドを食べる機会がない人はアボカドの種茶を飲めないのでしょうか?
いいえ、そんなことはありません。
アボカドの種茶は既に製品化されているので、こちらを最後にご紹介します。
ティーパック化されているので、お手軽にアボカドの種茶を楽しむことができます。
製品化されている分、味の飲みやすさなどにも手が加えられているのでイチから作るのが面倒な方にはおススメです。