「とうもろこし」は夏が旬です。
自宅で茹でて食べる人もいると思います。
今回の主役は、実は「とうもろこし」の本体ではありません。
「とうもろこし」から生えているヒゲのような長い繊維状のモノを取り上げます。
殆どの人が「とうもろこし」を調理する過程でヒゲの部分は捨ててしまうでしょう。
実はこの「とうもろこしのヒゲ」、女性にとっては嬉しい効能を秘めた材料だったのです。
その効能に注目が集まり、「とうもろこしのヒゲ」を使ったお茶が広がりを見せています。
何の役にも立たなそうな「とうもろこしのヒゲ」が一体どんなチカラを持っているのでしょう?
とうもろこしの”ひげ”は何者?
「とうもろこし」についているヒゲの部分は、アレは雌しべです。
別名、南蛮毛(英語ではコーンシルク)と呼ばれており、生薬で利用されているものです。
「とうもろこし」は意外に廃棄部分が優秀で、種や葉の部分も薬用としての利用されています。
種は玉蜀黍(ぎょくしょくしょ)、葉は玉蜀黍葉(ぎょくしょくしょよう)と呼ばれます。
効果効能
「とうもろこしのヒゲ」こと南蛮毛には、日本だけでなく海外でも古くから利尿薬に使われてきました。
ビタミンA・B・Kやクエン酸、グルコース、硝酸カリウムを始め様々な成分を含んでいますが、その中でもカリウムに注目が集まります。
カリウムは体内の余分な塩分を尿として排出しバランスを保つ働きを持っています。
ご存知の通り、塩分過多は女性の天敵であるむくみの原因。
血中の塩分濃度が高い場合、薄めるために水分を欲します。
その結果として、血液量が増えて血圧が高くなりカラダにむくみが起こるのです。
カリウムの摂取は体内の塩分を尿として排出してくれるので、結果的に「むくみ」が起きにくくなります。
この作用により「とうもろこしのヒゲ」は女性のむくみ解消に効果的と考えられ、現在では「とうもろこしのひげ茶」として利用されているのです。
作り方
「とうもろこしのヒゲ」を使ったお茶の作り方自体はそれほど難しくありません。
- とうもろこしのヒゲを適当にカットしてフライパンに投入
- 焦げ茶色になるまで炒る
- 茶こしに入れてお湯を注ぐ
ただし、このお茶を作るためだけに「とうもろこし」を購入するかと言われると微妙なところでしょう。
あくまで「とうもろこし」を食べるために購入した「ついで」に利用すべきです。
「とうもろこしのヒゲ」のティーバッグ
ハッキリ言えば、「とうもろこしのひげ茶」として製品化されているものを購入したほうが早いです。
ペットボトルタイプとティーパックタイプが既に製品として発売されているので、「むくみ」で悩む女性にはこちらをおススメします。
ペットボトルタイプ
ティーパックタイプ
身近な食材でも「むくみ」解消
「とうもろこしのヒゲ」以外にも「むくみ」解消に適した食材はあります。
しかも身近に。
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