起きたら顔や手足がパンパンに腫れている・・・
常に女性を悩ませるむくみ
顔は膨れてしまい、むくんだ脚はジーンズが履けなくなる、さらには靴ずれで足が痛い
ただでさえ太ったように見えてしまう上に、むくみは様々な悪影響を引き起こすのです。
一体どうしたら「むくみ」を解消できるのでしょう?
そこで登場するのが、スーパー食材として注目を浴びる蒸しショウガです。
某テレビ番組では、1週間でふくらはぎ・足首・足先が1~2cmほど細くなったという実証実験が放送されました。
「むくみ」の原因と蒸しショウガが及ぼす効果、利用方法についてご紹介します。
むくみの原因
カラダの「むくみ」が起こる原因のひとつは、腸が冷えることだと言われています。
腸には全身に栄養を運んだり老廃物を排出するリンパが集中しています。
リンパ(管)は血管とは違い、ポンプのような循環を行っていません。
リンパの流れは、周りの体組織の動きで押し流されるように動いています。
冬の寒い時期、体が温まってないために動きが鈍くなりますよね?
腸も同じです。
腸が冷えることで腸のリンパを流す体組織の動きが鈍くなり、老廃物がうまく流れなくなることがあります。
排出できなかった老廃物が溜まっていき、むくみに繋がるのです。
むくみを解消するには
腸の冷えが「むくみ」の原因となるのであれば、解消法はその状態から抜け出すことです。
つまり腸を温めれば良いということになります。
腸活という言葉があるように、今や腸の活動が美容や健康に大きく影響しています。
腸活に関する具体的な話題は別の記事で取り上げていますのでそちらでチェックしてください。
当記事では、腸活の一つ「腸を温める」スーパー食材として注目される「蒸しショウガ」の効果や使い方を取り上げます。
蒸しショウガって何者?
改めて、蒸しショウガという単語を聞いたことはありますか?
ショウガには大きく分けて2種類あります。
ひとつは、生のショウガ「生姜(しょうきょう)」
「しょうきょう」と読みますが「しょうが」をパソコンやスマホで漢字に変換すると出てくるの漢字でもあります。
一般的に認識されるショウガです。
そしてもう一つが「乾姜(かんきょう)」
これは、生のショウガを蒸してから乾燥させたもので、蒸しショウガとは乾姜のことを指します。
蒸しショウガの効果
「乾姜」こと蒸しショウガ。
ショウガが体を温める効果があることは、広く知られています。
ショウガにはジンゲロールやショウガオールといった成分が含まれ、血流を促進する働きがあります。
ショウガオールは、腸でアミノ酸を集めてペプチドというアミノ酸の塊を作ります。
ペプチドには血管拡張の働きがあると言われており、血流が促進されることで腸を温める効果が期待されています。
腸が温まるとリンパも流れも促進され、老廃物が排出、結果的にむくみが解消するというわけです。
生ショウガの400倍?
ショウガに含まれるジンゲロールは、加熱することでショウガオールに変化します。
蒸しショウガは生のショウガに比べて400倍ものショウガオールを含みます。
簡単に言えば、生のショウガより蒸しショウガの方が圧倒的に体を温める効果が期待できるということです。
このことから、腸を温めるスーパー食材として蒸しショウガ(乾姜)が注目されているのです。
蒸しショウガの作り方
蒸しショウガは、スーパーやネットで購入することができますが、もちろん自宅で作る事も可能です。
作り方は次の通りですが、とても簡単にできます。
自宅に余っている生のショウガがあれば、ぜひチャレンジしてみましょう。
生のショウガをスライス
生のショウガを皮をむかずに1~2ミリほどの大きさでスライスします。
30分蒸す
スライスしたショウガを蒸し器に並べて30分ほど蒸します。
ショウガは重ならないように適当に離して並べましょう。
天日干しする
蒸し終わったら、ザルやシートなどに移して1~2日ほど天日干しします。
すりつぶす
乾燥した蒸しショウガをすり鉢ですりつぶします。
粉になるまですりつぶしましょう。
注意点
以上で完成です。
保存は常温でOKですが、冷蔵庫などで冷やすとせっかくの成分が元に戻ってしまいます。
保存方法には気を付けましょう。
蒸しショウガの効果的な使い方
完成した蒸しショウガですが、腸を温めるための効果的な使い方があります。
タンパク質にプラス
蒸しショウガの腸温め効果をアップする方法のひとつが、タンパク質の多い料理や食材、飲料などにプラスすることです。
例えば、大豆製品。
豆乳や味噌汁、牛乳などは代表的なタンパク質食品です。
これらに粉末化した蒸しショウガを足すことで、より効果が期待できます。
温度65℃にプラス
もうひとつの効果的な摂取方法が、65℃の飲み物にプラスする方法です。
スープやドリンクなどを65℃に温めて粉末の蒸しショウガを加えることで、その腸温め効果がアップします。
おススメは65℃のミルク
これらふたつの効果的なポイントを組み合わせると、蒸しショウガの最も効果的な摂取方法は65℃のホットミルクということになります。
200ccの牛乳を電子レンジ(500W)で2分暖めると、およそ60℃になるようです。
ここに小さじ1杯ほどの粉末化した蒸しショウガを加えれば完成です。
いつ摂取すると良いのか
おススメは、朝起きてからと夜寝る前です。
人間は就寝中、体温が下がります。
起きたときは体温が低い状態で、体も活性化していません。
その状態で蒸しショウガを加えたホットミルクを飲むことで効率的に体温をアップさせることができるでしょう。
また、夜も同様です。
睡眠に入ると体温が下がり始めます。
事前に蒸しショウガ入りのホットミルクを飲んでおくことで腸の冷え具合を押さえておくことが効果的でしょう。
インターネットでも入手可
自宅にショウガがない、作るのが面倒
そんなアナタには、スーパーやネットで購入することをおススメします。
インターネットでは、100gで1500円程度の価格で販売しています。
ホットミルクで1回1g使用するとして、100回分、1回15円程度になります。
むくみが取れない、というアナタは一度お試しください。