スキンケア

皮脂&皮脂膜の成分と役割り、それを増やす方法とは?

皮脂&皮脂膜の役割りと成分

皮脂膜は3大保湿因子と呼ばれる、人間のもつ保湿要素のひとつ。

それを構成するのが肌から分泌される皮脂です。

皮脂と聞くと肌にとって有害で肌荒れを引き起こす悪者のイメージかもしれません。
しかし、本来は肌を守るための重要な成分、必要なものなのです。

皮脂の役割りやどんな成分で出来ているのか、そして皮脂を作る方法があるのか?

正しいスキンケアのためにも、この機会に知っておきましょう!

皮脂

毛穴の皮脂腺と皮脂

皮脂はヒトの肌に出る脂肪酸。
毛穴の内側、側面に繋がっている皮脂腺という部分から分泌されます。

主な成分はトリグリセライドやワックスエステル、スクアレン(スクワレン)で、ほとんどが皮脂腺内で合成されます。

トリグリセライド
中性脂肪のこと。皮脂の約60%を占める成分。
ワックスエステル
ワックスのこと。ロウソクの「ロウ」などの原料になる油脂物質。
スクアレン
油性物質。サメの肝油の成分として知られており、サプリメント化されている。

皮脂腺にある皮脂細胞が肌を守るために分泌するものですが、過剰に分泌されると酸化して毛穴の汚れの原因となります。
これが肌トラブルに繋がるのです。

つまり、皮脂は分泌量が適切であれば肌を守る天然のクリームだと言えます。

皮脂膜とは?

皮脂膜は皮脂+汗です。

皮脂膜

皮脂の項目で解説していますが、皮脂の成分の多くは脂肪です。
つまり脂、油分。

スキンケアの保湿も基本的な成分は水分と油分。
皮脂膜は皮脂と汗、天然の成分で出来た乳液、または保湿クリームと言えるものです。

皮脂膜の構成成分

皮脂と汗の混ざったものが皮脂膜です。
構成成分は基本的に皮脂と汗に含まれるものということになります。

成分

皮脂
トリグリセライド(中性脂肪) / ワックスエステル(ワックス) / スクアレン(肝油) etc…
水 / ナトリウム / カリウム / カルシウム / 塩素 etc…

pH値(ピーエッチ / ペーハー)

pH値とは、水素イオン指数のことで、酸性・中性・アルカリ性を数値で示したものです。

pH値のバーグラフ

pH=0が酸性で、数値が大きくなるごとに中性、アルカリ性と変化します。

肌に関して言えば、pH値は3~6辺りの弱酸性がベスト。
弱酸性であれば肌のうるおいが適切に保てますが、逆に乾燥肌や敏感肌はアルカリ性に傾く傾向があるとされています。

pH値の詳細は別の記事にもまとめているのでご覧ください。

皮脂膜の役割り

肌バリアによるガードと保湿の働き

皮脂膜の役割りをひと言で言えば肌の保護です。

もう少し詳しく皮脂膜の役割りを見てみましょう。

水分の蒸発を防ぐ

肌から水分が失われると様々な肌トラブルを招いてしまいます。
そのため保湿がとても重要になります。

皮脂膜は肌の表面を覆うヴェールを形成することで水分の蒸発を阻止。

肌のうるおいを保護する働きがあります。

外部刺激からのガード

紫外線・細菌・ホコリなど外部の刺激は肌にシミを残したり、老化を早める、常在菌のバランスや肌細胞の正常な働きを壊すなど肌にとっては敵と言えるほど良いことがありません。

皮脂膜には、そういった外部の刺激のせいで肌がダメージを受けないようにバリアとして守る機能があります。

肌を弱酸性に保つ

肌を健康に維持するための理想的なpH値は3~6の弱酸性が良いのは先ほど解説した通りです。

肌に水分が満ちていれば弱酸性を保てますが、水分不足に陥るとアルカリ性に傾きます。

NMF(天然保湿因子)の2つの特徴

肌の持つ天然保湿因子「NMF」は水分を維持する重要な要素です。
NMFはアミノ酸を原料に作られますが、pH値が弱酸性であれば角質層でアミノ酸を安定的に維持できるとされています。

つまり、皮脂膜で水分蒸発を防ぐことは、肌を弱酸性してNMFを守るという肌のうるおい維持に繋がるのです。

皮脂膜を作るには?

皮脂膜を作るという考え方でのスキンケアは方法がないかもしれません。
皮脂膜はあくまでカラダが自然に作り出すものだからです。

だから、カラダが皮脂膜を作るための環境づくりが意識的にできることになるでしょう。

例えば次のようなスキンケアを行ってみてはどうでしょうか?

洗顔

洗顔で顔をすすぐ

皮脂は油分なので外気や紫外線などの刺激で酸化しやすいという弱点があります。

古い皮脂膜、酸化してしまった皮脂、毛穴の汚れ、雑菌などなど。
これらは肌トラブルの原因となり、肌の環境を悪化させ、皮脂膜を含めた肌の保湿を衰えさせる可能性を秘めています。
結果的に肌が適切に皮脂膜を作る機能まで失いかねません。

だからといって過剰に洗顔すると必要な皮脂が流れ落ちてしまいます。

大切なのは肌を過剰に刺激しない、優しくて正しい洗顔です。

洗顔方法については過去の記事で取り上げていますのでそちら↓をご覧ください。

皮脂膜に近いオイルでスキンケア

オリーブオイル

足りなければ補おう!という考え方です。

この世界には様々なオイルが存在しています。
その中でも人間の肌に成分的に近いオイルというものが存在しています。

例えば、シアバター、スクワラン、アルガンオイル、オリーブオイルなどが該当します。

このオイルたちは肌との相性が良いため市販の様々なスキンケアに利用されています。
歳を重ねると肌の水分や油分はどうしても減少してしまうので、こういった肌に近いオイルで不足分を補うのも大切です。

要するにエイジングケアですね。


良質な脂を食事で摂取

オリーブオイル

皮脂は油分です。
食事で体内に良質な油を摂取することで皮脂膜を作るための材料に役立ててみましょう。

オススメはEPAやDHAが豊富なえごま油・亜麻仁油・青魚、オレイン酸が豊富なオリーブオイル。

美肌づくりはもちろん、健康にも良い影響を与えるので積極的な摂取が好まれます。

 

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