納豆は健康に良い
これは多くの人が認識している事実でしょう。
しかし納豆に含まれる成分には美容にプラスとなる成分も数多いのをご存知ですか?
肌の悩みや年齢の悩み、スタイルの悩み、などなど。
ビタミン・ミネラル・タンパク質などが豊富で納豆独特の成分も女性の美しさを助けてくれます。
どこにいても安く手に入る食品だからこそ、美容にどんな効果があるのかを知っておくべきです。
納豆の起訴をおさらい
納豆の原料は大豆。
大豆を納豆菌により発酵させたものが、日本の朝食でお馴染みの納豆というわけです。
納豆の歴史には様々な説がありますが、古くは縄文時代から食べられていたとも言われています。
ネバネバとした糸を引く独特の食感と匂いから苦手とする人もいますが、多くの日本人に愛される国民食のひとつなのは間違いないでしょう。
納豆の種類
納豆にも様々な種類が存在していますが、スーパーなどで売られているごく一般的な納豆は糸引き納豆と呼ばれるものです。
糸引き納豆はにも粒の大きさで 大粒・中粒・小粒・極小粒・ひきわりと種類が分かれています。
納豆には糸引き以外にもローカル色の強いもの、マイナーなものが存在していますが、当記事は納豆と美容効果に関して取り上げているため、ここでは割愛します。
納豆の栄養
納豆は健康食品と呼ばれるだけあって、様々な栄養成分が豊富に含まれています。
下の栄養成分は糸引き納豆のものです。
- カロリー
- 200kcal
- 水分
- 59.5g
- たんぱく質
- 16.5g
- 脂質
- 10.0g
- 炭水化物
- 12.1g
- 食物繊維
- 6.7g
- 水溶性食物繊維
- 2.3g
- 不溶性食物繊維
- 4.4g
- ナトリウム
- 2mg
- カリウム
- 660mg
- カルシウム
- 90mg
- マグネシウム
- 100mg
- リン
- 190mg
- 鉄
- 3.3mg
- 亜鉛
- 1.9mg
- 銅
- 0.61mg
- ビタミンK
- 600㎍
- ビタミンB1
- 0.07mg
- ビタミンB2
- 0.56mg
- ナイアシン
- 1.1mg
- ビタミンB6
- 0.24mg
- 葉酸
- 120㎍
- パントテン酸
- 3.6mg
- ビオチン
- 18.2㎍
納豆の美容効果
納豆には美肌成分がいっぱい
栄養豊富な納豆は、肌を美しく保つための色々な栄養が含まれています。
納豆が持つビタミンB群には肌や粘膜を健康的に維持する働きがあり、タンパク質には肌を作るための必要な栄養素です。
ナットウキナーゼやレチシン、サポニンといった成分は血液をサラサラにして血流を正常化する作用があります。
- ナットウキナーゼ
- 納豆に含まれる酵素。血管にできた血栓を溶かしたり、血液をサラサラにするといった血液の健康を維持する。
- レチシン
- 脂質の一種。乳化作用(水と油のように混ざらないはずのものが混ざる現象)を持ちコレステロールを分解、体外へ排出する。
- サポニン
- マメ科に多く見られる成分で抗酸化作用や血行の改善、脂肪の蓄積を抑制する働きがある。
血液が体内を健康的に流れるということは、美しい肌を作るために必要な栄養も全身に行き渡るという事です。
美肌を作るために重要なのは肌のターンオーバー(新陳代謝)を整えること。
新しい肌細胞を活発に生み出すためには十分な栄養が必要になるのです。
大豆イソフラボンが若さを保つ
納豆の原料は大豆。
大豆にはイソフラボンが含まれています。
大豆に含まれるイソフラボンは「大豆イソフラボン」と呼ばれますが、これはポリフェノールに該当します。
ワインに代表されるポリフェノールは高い抗酸化作用があります。
老化は体内の活性酸素によって引き起こされると言われますが、この活性酸素を除去する働きが抗酸化作用です。
「ワインを飲んでいるから若々しさを保っている」と言われるのはこの働きによるものですが、同様の働きが大豆イソフラボンにも言えるのです。
納豆もアンチエイジング効果が期待できるといっても差支えはないでしょう。
大豆サポニンで脂肪を防ぐ
大豆に含まれるサポニンにはカラダに脂肪が蓄積されるのを抑制する働きがあります。
また、アディポネクチンと呼ばれる成分が脂肪細胞から分泌されるのを促す働きも見られます。
このアディポネクチンは脂肪の燃焼を促進するので納豆にはダイエット・肥満予防にプラスとなる可能性が秘められているのです。
カリウムでむくみ解消
納豆にはカリウムと呼ばれるミネラルが豊富に含まれています。
女性の悩みのひとつである「むくみ」は過剰な塩分摂取によって引き起こされます。
体内の塩分濃度を下げるために水分を多く採り込むためです。
カリウムは体内の塩分(ナトリウム)と水分のバランスを整える働きがあるため、余分な塩分や水分を体外に排出され正常化します。
これが納豆の「むくみ」に対する有効性です。
毎日でも飽きずに済む!納豆レシピ本
高い栄養価を誇る万能食材、そして手軽に手に入る納豆。
ごはんに納豆をかける食べ方が一般的ですが、それだけでは飽きてしまうようです。
様々なメニューが提案され、パスタやトーストにも納豆が使われるようになりました。
納豆パスタや納豆トーストも既にメジャーなメニューになってきているかもしれません。
国民的な食品だけあって、納豆の専門レシピ本も多数出版されています。
納豆に飽きてしまったという人や新しいメニューを試したいという人はレシピ本を参照してみては?