糖の吸収をブロック!話題の植物・サラシアの成分・効果とは?

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糖の吸収を抑える「サラシア」の効果 ダイエット

糖質は、今や可哀想なくらいに悪役となっています。

糖質=太る

というイメージが浸透している中で、次々と糖質に関する天然由来成分を配合した製品が登場。

今回はそんな中で注目を集めるサラシアを取り上げます。

サラシアが何なのか、どんな働きがあるのか

なるべく簡単にまとめてみます。

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サラシアとは

インドを始め東南アジアなど亜熱帯地域に生息するニシキギ科サラシア属のツル植物。

サラシア属の植物は、古くからインドの伝統医学・アーユルヴェーダで肥満・糖尿などの治療に使われてきたとされています。

根や幹を煎じて飲むのが一般的な方法ですが、王族はサラシアでコップを作り食事などに使っていたと言われています。

何が凄いのか?

大昔から民間療法で大活躍だったサラシア。
近年は科学的に研究が行われ、その効果が立証され始めてきました。

色々な効能が分かってきた中で、特に注目されているのがダイエットに関するものです。

糖の吸収腸内環境

サラシアはこの2つにプラスの働きをもたらしてくれることが分かってきました。

有効成分が糖の分解を抑制

まずサラシアの代表的な働きである「糖の吸収」に関する点から。

サラシアに含まれるサラシノールコタラノールといった成分が重要な働きをします。

人間が食事をすると、体内で糖質に分解されて小腸で吸収。
過剰に糖質を吸収すると、脂肪として蓄積されてしまいます。

カラダは食事を糖を分解する際に「二糖類」と呼ばれる糖質が2つくっついた状態にして小腸に運搬。
小腸の酵素「α―グルコシダーゼ」が2つの糖を1つに切り離し「単糖」という状態にして吸収します。

注目なのは、二糖類の状態では吸収されないということ。

サラシノールやコタラノールは、この小腸の「α―グルコシダーゼ」の働きを邪魔することで、二糖類が単糖に分解されるのを抑えます。

糖を吸収させないサラシア成分

単糖にならなければ小腸で吸収されないので、二糖類のまま小腸を去って大腸へと移動することになるのです。

このように

単糖にする働きが鈍くなるから糖が吸収されにくくなる

というのが、サラシアの注目される最大の働きです。

腸内環境改善で善玉菌アップ

一般的に

腸内では善玉菌が多いと良い環境、悪玉菌が多いと悪い環境

このようになると言われています。

善玉菌

ただし、悪玉菌の存在自体が悪いわけではなく善玉菌にも悪さをするものもあれば、悪玉菌にも良い働きをするものもあることが判明してきていると言われています。
要するにバランス、菌の比率が大切ということです。

今回この点を詳しく触れてしまうと、ややこしくなるので省略します。
詳しくは以下の外部記事を読むと良いでしょう。

⇒ 善玉菌、悪玉菌と単純には分けられない!「腸内フローラ」の真実:そこを知りたい「腸内フローラ」:日経Gooday(グッデイ)

ともかく、悪玉菌が多い状態は決して良い状態と言えないのは確かでしょう。

基本的に、悪玉菌はアミノ酸やタンパク質などを分解して有毒物質を作り出します。
これらが腸内に蓄積されると下痢や便秘を引き起こし、血圧の上昇、免疫の低下、皮膚疾患などカラダの不調に繋がると言われています。

こうなると、正常な代謝も行われず、必要な栄養もカラダに行き渡らない。
美容・健康面では、とても良い状態とは言えないでしょう。

サラシアには、腸内のpH値を低下させる働きがあるそうです。

pH値は「ぴーえいち」とか「ぺーはー」とか呼ばれるもので、水素イオン濃度指数を表します。

かなり砕いて言ってしまえば、腸内が酸性なのかアルカリ性なのか中性なのかを表す数字。

どうやら、このpH値が高いと悪玉菌が増殖しやすく、5.5くらいまで下がると増殖が抑えられるということです。

⇒ 腸内環境がサラシアで改善|富士フイルム ヘルスケア未来研究所

そして小腸で吸収されなかった二糖類が大腸に運ばれると善玉菌のエサとなってどんどん増殖する。

pH値が下がり、善玉菌も増殖するという働きが、結果的に腸内環境の改善に繋がることになります。

pH値の詳細は別の記事にまとめているのでそちらもご覧ください。

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サラシアが使われている製品

以上が、近年注目されているサラシアの働きをかなりザックリとかみ砕いて説明したものです。

サラシアの働きに飲食や美容・健康事業に携わる各企業が注目して様々な製品が開発、発売されています。

代表的な製品はサプリメントやダイエット系のお茶。

珍しいところでは「サラシア牛丼」なるものも登場しているようです。

いくつか気になる製品をご紹介しておきましょう。

ハイサラシア

ハイサラシア
タブレットタイプ。サラシアと紅景天(チベット人参)、ショウガがメイン素材

本気の糖対策なら【ハイサラシア】タブレット

サラシア茶

サラシア牛丼

まさかの牛丼業界最大手「吉野家」がサラシア入りの牛丼を発売していました。

牛丼の具材にサラシアの成分「サラシノール」を配合したものです。

低糖質ブームを象徴する商品のひとつと言えるでしょう。

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