スーパーフードと呼ばれる食材にカムカムがあります。
恐らく多くの人は聞き馴染みがないもの。
それというのも日本では入手が困難、というより殆ど不可能に近い為です。
しかしカムカムはビタミンCが豊富で抗酸化力も高いという美容にとって優れた可能性を秘めています。
ジュースなどの加工品であれば日本でも発売されているので、マイナーなスーパーフードですが今回は取り上げてご紹介します。
カムカムとは?
アマゾン流域の川辺に自生するフトモモ科の植物がカムカム。
近年はペルーやブラジルで栽培も行われているようになっています。
カムカムの実は、未成熟では青梅のような緑色。
成熟するとサクランボのような赤紫色となります。
語源は魚!?
「カムカム」という名前は、植物の名前らしくない響きを与えます。
一体、なぜこのような名前が付けられたのでしょう?
カムカム(CAMUCAMU)の語源は、川に落ちた実を魚が食べる際の擬音。
魚は実を丸飲みし種だけを吐き出しますが、その時の魚の歯と種の接触音が転じて「カムカム」と呼ばれるようになったと伝わっているようです。
「酸っぱい」味
後述しますが、日本国内でカムカムの果実を生で味わうことは不可能です。
そのため、食べた感想を表現するのは極めて困難と言えます。
ただし一般的に伝え聞くところによると、酸味が強くレモンより多少弱いくらいの酸っぱさを持っているとのこと。
また、ウメ・プラム・スモモなどバラ科の果実を連想するような香りを放つ果実とされています。
注目は豊富なビタミンCと抗酸化力
カムカムはビタミンCが非常に豊富。
100g辺りの果汁に含まれるビタミンCは6000mgほどと言われており、レモンの100倍以上となります。
(※レモンは100gで50mgとされています)
また、抗酸化のチカラを示す値「ORAC値」(活性酸素吸収能力)は83000。
厚生労働省が推奨する1日に摂取すべきORAC値は4700で、これはトマトなら7個、ニンジンなら4本分に相当します。
アンチエイジングの側面から見ても、カムカムの抗酸化力は突出しているでしょう。
カムカムを購入するには?
カムカムは種子・苗・生の実などが輸出禁止、もしくは厳しく制限されています。
そのため、日本で果実を入手することも困難のようです。
(※加工されていれば輸入が可能な模様)
国内でカムカムを楽しむには、飲料やパウダーなどの加工された製品になります。
そうはいっても、ビタミンCの豊富さや抗酸化力の高さが失われているわけではないため、摂取すれば十分な恩恵を受けられるかもしれません。