豊富な栄養を含んでいる野菜はたくさん存在していますが、中でも青汁に使われているものは優秀な食材として知られています。
多くは食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富。
女性の悩みとしてトップランクに位置する便秘や肌荒れ、貧血、むくみなどに有効な成分が多く見られます。
今回取り上げる明日葉もそんな優秀な野菜のひとつ。
聞いたことが無いという人が多いかもしれませんが、栄養価を見るとケールを超えているとも言われています。
さらに明日葉には女性の最大の敵と言える脂肪にも有効というのだから見逃す手はありません。
明日葉とは?
明日葉と書いて「あしたば」と読みます。
セリ科シシウド属の日本を原産とする植物です。
「今日摘んでも明日には芽が出てくる」と言われるほど成長が早く強い生命力を持っていることから「明日葉」と名付けられたと言われています。
茎や葉を食用で用い、天ぷらや和え物などに調理して食べるのが一般的なようです。
また、栄養価が高いことや美容に関する機能性成分を含むことから青汁やダイエット茶、サプリメントの原料としても利用されます。
高い栄養価と脂肪燃焼成分
ビタミンやミネラル、食物繊維といった美肌や整腸作用など女性の気になる悩みをサポートする成分が豊富に含まれているのが明日葉です。
- 整腸作用の高い食物繊維・・・レタス1.5個分
- 塩分を排出し「むくみ」解消に繋がるカリウム・・・ピーマン8個分
- 抗酸化作用で若さを作るビタミンE・・・ニンジン5本分
- 体内でビタミンAの効力を発揮するβカロテン・・・トマト8個分
高い栄養価で明日葉よりメジャーな青汁の原料「ケール」と比較しても、実は明日葉の方が優秀とさえ言われています。
食物繊維 | 約1.5倍 |
カロチン | 約1.8倍 |
カリウム | 約1.3倍 |
鉄 | 約1.25倍 |
亜鉛 | 約2倍 |
ビタミンB1 | 約1.7倍 |
ビタミンB2 | 約1.6倍 |
ビタミンE | 約1.2倍 |
ビタミンK | 約2.4倍 |
また、おなかの余分な脂肪や老化などにも有効な成分も明日葉が注目される理由のひとつ。
脂肪を減らす「カルコン」
明日葉の葉や茎を切断した際に出てくる黄色い汁がカルコン。
明日葉のみが持つファイトケミカル(カラダの維持には必要ないが健康に良い植物由来の天然化合物)です。
カルコンに含まれる「4-ヒドロキシデリシン」と「キサントアンゲロール」には脂肪を低減させる働きがあるとして注目を集めています。
4-ヒドロキシデリシン | 脂肪の蓄積を抑制 |
キサントアンゲロール | 脂肪の燃焼を促進 |
信頼性のある情報からはカルコンとセルライトを結びつけるような内容は確認できません。
抗酸化・むくみ改善「クマリン」
セリ科やマメ科、キク科の植物に多く含まれている芳香成分。
アンチエイジングに有効な抗酸化作用、抗菌作用、血流促進、むくみ改善などに効果的とされています。
明日葉だけでなく、桜の葉やパセリ、みかん、もも、ニンジンなどにも多く含まれます。
おススメ!売れ筋「明日葉茶&サプリメント」
他の健康・機能性食品に比べるとマイナーと言わざるを得ない明日葉。
それでもその高い栄養価で、特にお茶や粉末として製品化されています。
ここでは発売されている明日葉茶とサプリメントの中でもおススメのものをご紹介します。