ブロッコリースーパースプラウト
スーパーフードとして注目を集める食材ですが、あまり聞いたことがない名前。
ご存知の方はどのくらいいるのでしょう?
ブロッコリー・スーパー(超)・スプラウト(新芽)
つまり発芽間もないブロッコリーの新芽なのです。
さて、一体なぜこのブロッコリースーパースプラウトがスーパーフードと呼ばれるのか?
女性にうれしいデトックス&アンチエイジング
ブロッコリーにはスルフォラファンと呼ばれるファイトケミカル(体に良い可能性がある天然の化合物)が微量ながら含まれています。
人間のカラダは発がん性物質を無毒化する酵素を持っています。
スルフォラファンは摂取するとその解毒酵素の生成が促進され、無毒化し体外へ排出することからガンに対するリスクを低減する可能性があるとされています。
また、スルフォラファンは体内の抗酸化酵素が作られるのを促す働きも見られます。
活性酵素は老化の要因と言われ、そのままにしておくと肌のシミやシワ、黒ずみなどの原因に。
スルフォラファンが活性酵素を除去する抗酸化酵素を活性化させることでアンチエイジング効果に期待が持てます。
脂肪が溜まらない
スルフォラファンには、油っぽい料理を食べた際に脂肪の蓄積を抑制する働きがあることがマウス実験により示されました。
そのため、スルフォラファンを摂取すればカラダの脂肪を減らすことに繋がる可能性があります。
これはダイエットの意味合いだけでなく、動脈硬化などメタボリスクを低くすることにも繋がるのです。
他にもこんな効果が!
- 肝機能
- γ-GTPやALTといった肝機能マーカー値の改善がみられる
- 花粉症
- アレルギー反応を引き起こす体内の抗体の過剰な産生を抑制する
- ピロリ菌
- 胃炎の原因となるピロリ菌を減少させる
- 悪酔い
- 悪酔いの原因とされているアセトアルデヒドを代謝させる酵素の働きを活性化する
ブロッコリースーパースプラウトの栄養成分
スルフォラファンばかりに注目が集まるブロッコリースーパースプラウトですが、含まれる栄養素も豊富。
特にリン・葉酸・パントテン酸は通常のブロッコリーに比べて高い含有量を誇ります。
その他、基本的な栄養成分は次の通り。
- カロリー 41kcal
- 水分 87.4g
- タンパク質 4.7g
- 脂質 0.7g
- 炭水化物 6.6g
- 灰分 0.6g
オススメの食べ方
スルフォラファンの効果を最大限に得るために、ブロッコリースーパースプラウトは生で食べることが推奨されています。
それというのも、ブロッコリースーパースプラウトには「スルフォラファンがスルフォラファンとなる前の状態(前駆体)」で含まれています。
同じくブロッコリースーパースプラウトには「ミロシナーゼ」という酵素も含まれているのですが、この2つが細胞が壊れた際(つまり食べて噛む際)に変化を起こしてスルフォラファンへと変化します。
このミロシナーゼが熱に弱く加熱で調理すると壊れてしまうことから、生で食べることが理想とされるのです。
また、細胞が壊れた際に変化することから、よく噛んで食べると効果的としてオススメされています。
このような理由から、ブロッコリースーパースプラウトを生で摂取できるサラダへのトッピングやスムージー、納豆ごはんへのトッピング(ネギの代わり)などのメニューがイチオシです。
購入するには?
通常はスーパーやデパートなど野菜売り場で販売されているようです。
ネット購入の場合、探すのは困難です。
大手通販サイトでは栽培セットや種の販売は見られますが、ブロッコリースーパースプラウトそのものは販売が確認できません。
他のネット通販サイトを見る限り、↓のサイトは名の知れたサービスなので安心できるでしょう。