スーパフードのひとつとして注目を集めるゴールデンベリー。
文字通り「金色」、ゴールデンカラーを持つ食材です。
人気の秘密は、ゴールデンベリーが持つ栄養素。
ビタミンや食物繊維が豊富で肌やお通じが気になる女性を中心に広がっています。
ゴールデンベリーが気になるけど詳しく知らない
そのような不安を解消するために、ゴールデンベリーがどんな栄養を持っていてどのような効果が期待できるのかを勉強してみましょう。
ゴールデンベリーとは
日本ではお盆の飾りや縁日などでお馴染み「ほおずき」の一種。
「食用ほおずき」や「インカベリー」「ピチュベリー」など様々な呼び方があります。
※「インカベリー」の由来は古代インカの時代から栽培されたことと言われる
南米が原産と言われており、現在はペルーやブラジル、そして日本でも栽培がおこなわれています。
大きさはプチトマトより少し大きいくらいのサイズ。
通常の「ほおずき」は観賞用ですが、ゴールデンベリーは「食用ほおずき」と呼ばれる通り食べることが可能です。
近年の美容・健康ブームでスーパーフードとして注目を高まっており、国内ではドライフルーツとしての販売が主流。
酸味と甘味を併せ持っており、食べると爽やかな酸味の後にフルーティーな甘味が訪れます。
ドライフルーツとして単体で食べてもOKですが、ヨーグルト・グラノーラ・サラダ・オートミールなどのトッピング、ケーキ・クッキー・パンの材料として幅広いメニューに使えます。
後述の栄養成分と合わせて、女性に支持されるスーパーフードと言えます。
成分と効果効能
ゴールデンベリーが女性に支持されやすいのは、含まれている栄養成分にもその理由があります。
肌の悩み、お通じの悩み、エイジングケアの悩み
これらの悩みやアンチエイジングに効果的とされる栄養成分が豊富に含まれているのです。
肌を美しく保つビタミンが豊富
ゴールデンベリーには多くのビタミンが含まれています。
ビタミンには肌を始めとする美容への働きが見られるものが多くビタミン=美容成分のようなイメージがあるかもしれません。
ゴールデンベリーの持つビタミンで特に注目したいのは、ビタミンACEと呼ばれるビタミンA・C・EとビタミンB1。
これらは美肌づくりには欠かせない栄養素です。
β-カロテン
ビタミンAの前駆体(ビタミンAに変化する前の状態)。
肌や粘膜の健康維持、皮膚の新陳代謝の促進、免疫を正常化といった働きがあると言われています。
ニンジンに多く含まれていることが広く知られている栄養です。
イノシトール
ゴールデンベリーの特徴的な成分として挙げられるのがイノシトール。
これはビタミンB1の一種(水溶性ビタミン様作用物質:水溶性ビタミンのような作用を持つ物質のこと)と言われています。
ビタミンB1は豚肉に多く含まれているもので、糖質からエネルギーを作るため疲れた時に食べると良いという滋養強壮の働きが一般的に知られています。
それ以外にも肌や粘膜の健康をサポートする美容のビタミンの側面も持ち合わせています。
ビタミンC
ビタミンの中でも特に美容のビタミンとしての地位を確立しているのがビタミンC。
肌のキメ細かさや弾力は、肌細胞同士を繋ぐコラーゲンというタンパク質が重要になります。
ビタミンCは体内でコラーゲンを作るに使われるため、美肌にはとても大きな働きをするのです。
肌以外にもストレスの軽減や鉄分に吸収をサポートするといった女性にとって必要不可欠な栄養素と言えます。
ビタミンE
アーモンドなどのナッツ類に含まれているビタミンE。
抗酸化作用を持ち、老化の原因となるカラダの酸化を防ぐ働きがある若さのビタミンといったものです。
肌だけでなく血液の酸化も防ぐことで生活習慣病の予防にも有効と言われています。
レタスの30倍の食物繊維
食物繊維は説明不要な栄養成分。
腸の働きを活性化し便通を促す作用があることから便秘に有効な栄養です。
食物繊維は野菜や穀物、海藻などに多く含まれていますが、現代の食生活ではこれらの食材の摂取が減少しているため、食物繊維が不足しがちとなっています。
「日本人の食事摂取基準(2015年版)」によると摂取する食物繊維の目標を男性が20g以上、女性が18g以上と定めています
ゴールデンベリーはレタスの30倍の食物繊維を持つと言われています。
レタスには100g辺り1g程度の食物繊維が含まれているとされるので個体差を考えず単純に考えれば、ゴールデンベリー100g辺りには30gほどの食物繊維が含まれていることになります。
Amazon.co.jp: 話題の商品: ゴールデンベリー(食用ほうずき): 食品・飲料・お酒
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ゴールデンベリーを購入するには?
ゴールデンベリーの流通はドライフルーツなどの加工品が主流です。
生食用のゴールデンベリーは、少なくともインターネット上で販売されておらず、色々調べてみると生産地での直売などは行われているようです。
が、入手するのは困難と考えた方が良いでしょう。
ということでドライフルーツの方ですが、こちらはゴールデンベリーを干しただけのもので酸味が強いタイプとパイン果汁などで加工し甘味を増したタイプがあります。
無加工タイプ
パイン加工タイプ
素材の風味をそのまま味わいたいなら無加工タイプ、おやつや調理用、酸味が苦手な人には加工タイプがおススメです。
食べ過ぎには注意
生食用のゴールデンベリーの入手が難しくても、考え方によってはドライフルーツはお手軽に始められる加工品と言えます。
不足しがちなビタミンやミネラルを補ってゴールデンベリーで美肌&腸スッキリ生活を始めてみては?
美味しいからと言って食べ過ぎにだけは注意しましょう。
結局カロリーを過剰に摂取して悲しいことになってしまいますよ。