健康飲料として女性を中心に今や高い人気を獲得している豆乳
中国語では豆漿(とうちあん)・英語ではSoy Milkなどと呼ばれおり、アジアを中心に親しまれている乳白色のドリンクです。
豆乳が女性を中心に人気を得ているのは、含まれている栄養成分のためでしょう。
牛乳に比べて低カロリー・低脂肪。
美肌作りやダイエットのお供に欠かせないドリンクとなりつつあります。
それにしても、豆乳と牛乳って何が違うのでしょう?
今回は豆乳の基本的な情報と美容・健康への効果効能を取り上げます。
豆乳とは?
豆乳は大豆と水を原料にした飲料。
大豆をすり潰し水を加えて煮詰め、不要な繊維質を取り除くことで作られます。
中国、タイを始めとするアジアでは広く親しまれた飲み物。
味は青臭さがあり、人によっては飲みにくさを感じることもあります。
豆乳は区分が定義されており、全部で3種が存在。
- 豆乳
- 大豆固形成分8%以上
- 調製豆乳
- 大豆固形成分6%以上
- 豆乳飲料
- 大豆固形成分4%以上 or 果汁入りは大豆固形成分2%以上
大豆固形分とは、豆乳から水分を取り除いて残る大豆成分。
例えば大豆固形分8%なら、豆乳から水分を蒸発させると8gの大豆量が残るということになります。
豆乳と牛乳の違い
牛乳と非常に似ていますが、ご存知の通り牛乳は牛の乳なので原料から異なっています。
牛乳に比べると豆乳はカロリーや脂肪分が低くヘルシー
近年では女性ターゲットを意識してカフェのメニューにも豆乳が使われるケースが多くなっています。
栄養成分を比較してみましょう。
- カロリー
- 46kcal
- タンパク質
- 3.6g
- 脂質
- 2.0g
- 炭水化物
- 3.1g
- カリウム
- 190mg
- 鉄
- 1.2mg
- カロリー
- 67kcal
- タンパク質
- 3.3g
- 脂質
- 3.8g
- 炭水化物
- 4.8g
- カリウム
- 150mg
- 鉄
- 0
豆乳は、低カロリーで低脂肪なだけでなくカリウムや鉄などミネラルも豊富。
さらに大豆たんぱく質、大豆イソフラボン、大豆サポニン、大豆レシチン、大豆オリゴ糖といった成分の効能が注目を集めているのです。
これらの成分を踏まえた上で、豆乳がどのような女性にウレシイ働きをするのか見てみましょう。
豆乳がダイエットに適した理由
豆乳と言えばメディアで頻繁に紹介されるダイエット飲料。
人気のカフェでもミルク成分を豆乳に変更できたり、そもそも豆乳が食材としてメニューに加えられている例が増えたり。
女性をメインターゲットとした飲食店でも豆乳を活用する動きは頻繁になっています。
豆乳がダイエット女性に支持されるのはいくつかの理由が考えられます。
低カロリー&低脂肪
ひとつは、低カロリーで低脂肪ということ。
ダイエットは基本的に摂取カロリーが消費カロリーを超えてはいけません。
使われなかったカロリーは脂肪としてカラダに蓄積されるからです。
大豆たんぱく質
ふたつめは、大豆たんぱく質の働き。
大豆たんぱく質は、文字通りカラダを作るたんぱく質。
運動と合わせれば筋力が増え基礎代謝がアップし、太りにくく痩せやすいカラダへと生まれかわっていきます。
また、大豆たんぱく質は消化や吸収が遅いためお腹が空きにくくなります。
食事制限ダイエットでは強い味方となってくれます。
大豆サポニン
3つめは、サポニン。
サポニンには血液中の悪玉コレステロールを除去したり、腸で余分な脂肪の吸収を阻害し蓄積を抑える働きがあるとされています。
大豆を原料とした豆乳は理想のダイエットサポート飲料と言えるでしょう。
女性の悩み「便秘」解消におススメ
豆乳にはオリゴ糖が豊富に含まれています。
『オリゴ糖とは何なのか?』
これを把握するのは意外に面倒なので、ビフィズス菌などの善玉菌が増えるためのエサになるものとだけ理解しておけば良いでしょう。
オリゴ糖は摂取しても小腸では吸収されずに大腸まで届きます。
腸内にいるビフィズス菌や乳酸菌を始めとする善玉菌はこの届けられたオリゴ糖をエサにして増殖。
結果として善玉菌により整腸作用が起こり便意が促される可能性が高まるのです。
気になる「むくみ」に豆乳を
女性の悩みのひとつ「むくみ」は、体内のナトリウム(塩分)濃度を下げるために水分をとり入れることで引き起こされます。
カリウムには体内のナトリウムと水分を排出する働きがあり、むくみ解消にはカリウムの摂取がおススメされています。
バナナほどではありませんが、豆乳も比較的多くカリウムを含んでいます。
「むくみ」が気になる、という女性はバナナと豆乳をミキサーでジュースにして飲むとお手軽です。
抗酸化パワーが美肌へ導く
豆乳と美肌づくりも取り上げられる頻度が高いテーマです。
カラダは常に新しい細胞へと入れ替わっています。
新陳代謝と呼ばれ、特に肌に関してはターンオーバーという言葉が使われます。
豆乳に含まれている大豆たんぱく質やサポニン、レシチン、トコフェロール(ビタミンE)には、それぞれ美肌作りに重要な働きが見られます。
大豆たんぱく質はカラダを作る素になる重要な栄養素。
レシチンは肌の新陳代謝であるターンオーバーを整え、サポニンやトコフェロール(ビタミンE)はカラダの酸化(老化)を防ぐ抗老化とも言うべき抗酸化作用を持っています。
このような複数の栄養により豆乳による美肌への可能性が常に期待されているのです。
まとめ
以上、豆乳と女性にウレシイ働きであるダイエット&美肌を中心にご紹介しました。
豆乳を自宅で作る、というのは現実的ではない上にスーパーやコンビニでも手軽に購入できます。
まずは牛乳を購入する感覚で豆乳を生活に導入して美活を始めてみませんか?