焼肉は高カロリーの代名詞という印象を持つ人は多いでしょう。
焼肉 = 太る
これは半分正解であり、半分はハズレです。
正確に言えば、焼肉で食べる肉のうち、白い脂の部分が多い肉が太る原因なのです。
逆に脂の少ない赤身はカラダの代謝機能をアップさせることからダイエット効果としても期待されています。
さて、赤身は置いておくとして、脂身の多い肉を食べすぎてしまった場合、それらを帳消しにする手段があります。
それは焼肉を食べた後にブラックコーヒーを飲むことです。
焼肉を食べて太るのはナゼ?
まず、焼肉がナゼ太るのか?という事について説明します。
先に説明したとおり、食べて太るというのは脂の多い部位の肉を食べた場合です。
赤身は脂が少ないためそれほど気にする必要はありません。
肉の脂には飽和脂肪酸というモノが含まれています。
飽和脂肪酸は溶けるのに高い温度を必要とし、常温では固形で存在するため体脂肪になりやすいものです。
また、コレステロール値を上昇させる効果があることから、飽和脂肪酸の過剰摂取は太る原因になったり動脈硬化などの原因にもなるとされています。
これが、肉が太ると言われる理由です。
ブラックコーヒーの「メラノイジン」で脂をキャンセル
焼肉を食べすぎた場合、体内に摂取された脂肪を何とかすれば食べた分が帳消しに出来る可能性があると言えるでしょう。
そこで注目するのがブラックコーヒーです。
ブラックコーヒーにはメラノイジンと呼ばれる成分が含まれます。
メラノイジンは食物などを加工した際に作られる褐色の成分。
抗酸化作用や血糖値の上昇、腸内の善玉菌を増やす働きがある他、腸内で余分な脂質を吸着して体外へ排出する働きがあるとされています。
今回重視するのは、最後の脂質を体外へ排出するという点です。
焼肉を食べすぎて摂取した脂肪をコーヒーに含まれるメラノイジンで体外に排出すればよいという考え方が食べ過ぎ帳消しの根底にあります。
レストランやカフェのランチメニューには肉を使ったメニューが多いですが、食後にブラックコーヒーが付いてくるのは非常に合理的な在り方なのです。
ブラックコーヒーの摂取量は?
食後にブラックコーヒーを飲むとしても、それほど大量に飲むことは難しいでしょう。
カップ1杯のコーヒーを必ずブラックで飲むようにしましょう。
また、コーヒー以外にも黒ウーロン茶など褐色の飲み物(コーラの黒はメラノイジンとは別モノなのでダメ)にもメラノイジンは含まれています。
コーヒーが無い、飲めない場合は黑系のお茶でも大丈夫です。
焼肉を食べる際の太りにくい順番
メラノイジンについての話題は以上ですが、焼肉を食べる際には太りにくくする順番があります。
といってもそれほど難しい話ではなく、脂身の多い部位の肉は最後に食べるということです。
最初に野菜系や脂の少ない赤身系の肉を食べてお腹を満たすことで脂が多い部位の摂取量を自然と減らそうということですね。
脂身が少ない部位でおススメは、ヒレやモモ、シンタマです。
これらは脂肪が少なく、ダイエットを気にする人でも食べやすい部位となります。
カルビ、タン、ハラミなど焼肉を代表する部位は脂身が多いことからダイエットを意識しているならおススメは出来ません。