世の中には実に多くの美容・健康法が存在しています。
大きく分けても「西洋」と「東洋」に分割され、そこから細分化されていくのです。
まさに無数といっても良いでしょう。
今回取り上げるのは、東洋の民間療法に位置するかっさマッサージと呼ばれるものです。
取り上げると言っても当サイトではこのマッサージは否定的に捉えています。
他のマッサージ方法を実践するほうが安心・安全だろうと判断したためです。
その為、こういったマッサージがあるという概要・説明のみに留めておきます。
かっさマッサージとは?
「かっさ」は「刮痧」と書きます。
中国に伝わる民間療法で、血液のスムーズに循環させることが目的となっています。
日本でかっさマッサージが普及の兆しを見せ始めたのが2010年頃。
2008年に日本かっさ協会が設立されると、少しずつ認知されインターネットでも検索されるようになりました。
かっさマッサージのやり方とは?
かっさマッサージは、かっさプレート(もしくは単に「かっさ」)と呼ばれる専用の道具を使います。
マッサージの対象は、顔だけでなく全身の隅々に至るまで。
かっさプレートで、カラダの各部のツボや反射区、リンパの流れを刺激。
カラダのめぐりの促進して、デトックスにより老廃物を排出していくことになります。
「れんげ」でも代用できるらしい
なお、かっさプレートが無い場合は、顔や肌を痛めない程度に硬くて角が鋭くないモノで代用が可能。
ラーメンなどに使う「れんげ」や「拳(こぶし)」でマッサージを行ってもOK!
「れんげ」だと何となく抵抗があるかもしれないので、こぶしで代用するのが妥当かもしれません。
とにかく無理をして かっさプレートを購入する必要はないでしょう。
マッサージ痕が真っ赤に・・・いったい?
かっさマッサージを行った後にはマッサージ痕が真っ赤になるケースが見られます。
これはマッサージによる毒素が皮膚の表面に浮き出るためで、数日~10日ほどで消える、そうです。
さて、実際のかっさマッサージ痕を見てみると、かなりエグイ状況が多々見られます。
いわゆるグロ画像に近い種類になってしまうので、ここではライトなイメージ画像を掲載しておきます。
実際にはチカラの強いマッサージでカラダが赤くなった、というレベルではありません。
明らかに内出血に見えてしまいます。
痛みを引き起こすという事例も報告されており、正直に言って自宅でもセルフマッサージではおススメできません。
わざわざ「かっさ」をやる必要性は?
このような痛そうなことしなくても、マッサージ方法は他にもあります。
いや、そもそも痛くないなら何も心配することはないのかもしれません。
しかし、結局マッサージ。
リンパマッサージだって老廃物を排出、カラダのめぐり・血行を促進するという点では目的は同じようなものです。
優しくリンパを流してデトックスする方法がたくさん紹介されています。
だったら痛みの可能性がより低い方、安全性がより高そうな方を選んだ方が良いでしょう。
かっさマッサージを全否定はしませんが、現時点で「かっさ」をわざわざ選択する必要性が感じられにくいと言えます。
素人考えで実践するくらいなら別のマッサージ法を考えてみてはどうでしょうか?