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肌にバリアとうるおいを!セラミドの働きと補給する方法

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セラミドとは?効果と増やし方 スキンケア

スキンケアで頻繁に登場する成分のひとつがセラミド
コラーゲンやエラスチンといった美肌成分と同じくらい重要なので、登場回数が多いのは当然と言えます。

しかし、いくら重要とはいえ

セラミドが何なのか説明できる

という人はとても少ないでしょう。

この記事では、セラミドが美肌・スキンケアに重要だけど何だかよくわからないという人に向けて、わかりやすく説明します。

セラミドが肌に重要なワケを知って今後のスキンケアに役立てましょう。

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セラミドとは?

セラミドは脂質です。

角層細胞とセラミド

肌の表面にある角層細胞はこれは積み重なる構造をしています。

その角層細胞と角層細胞の間を埋めるように存在する角層細胞間脂質がセラミド
いくつかの種類が存在する細胞間脂質の中で約50%をセラミドが占めると言われています。

肌の保湿成分のひとつとして知られています。

肌を保湿する3大成分
  • セラミド
  • 天然保湿因子(NMF)
  • 皮脂膜

セラミドは6種類

セラミドといっても実は6種類が存在。
肌を保湿し刺激から守るという基本は同じですが、それぞれ微妙に特徴が異なっています。

6種のセラミドの働き「肌バリア」「保湿」

セラミド1
高性能なバリア機能
保水機能
セラミド2
高性能な保水機能
セラミド3
保水機能
シワの深さ軽減
セラミド4
肌バリア構築
肌バリア維持
セラミド5
肌バリア構築
肌バリア維持
セラミド6
保水機能
古い角質の除去促進
シワの深さ軽減

セラミド6種のうち、人の肌に最も多く存在するのはセラミド2
そのため、セラミド2の増減は肌荒れや美肌づくりに大きく影響すると考えられています。

年齢と共に減少するセラミド・・・

セラミドは年齢と共に減少する傾向になります。
セラミド6種のうち、セラミド3とセラミド6が加齢で減少すると言われています。

肌のセラミド含有量と年齢による変化のグラフ

20代から肌のセラミド含有量は減少、30歳で60%、40歳で50%まで衰えるというデータも。

そのため、アンチエイジングではセラミドをどうやって増やすかが若々しく美しい肌づくりのポイントにもなってきます。

セラミドの効果

セラミドが美肌づくりに有効とされるのは次の2つの働きによるものです。

保湿

乾燥肌のメカニズム(断面図)

肌は乾燥すると、本来持っている肌を健康に維持する働きや常に新しく美しい肌細胞に生まれかわるターンオーバーの機能に乱れが生じます。
これが肌荒れや肌トラブルの原因となります。

肌の角質層にある細胞は、多重に重なったミルフィーユのような状態で存在しています。

セラミドはその細胞同士の間に存在しているのは既に説明したとおり。
細胞間にはセラミド以外にも、別の脂質や水分で満たされています。

セラミドは

  • 水分を繋ぎとめて肌の角質層のうるおいを守る働き(保水)
  • 肌の細胞から水分が蒸発するのを防ぐ(保湿)

といった肌の水分に関わる大きな働きを持っているのです。

つまり、この肌の水分を司るセラミドが充実しているかどうかで乾燥などの肌トラブルが起こる可能性も変わってきます。

バリア

肌バリアで刺激から守る「セラミド」

肌は紫外線やホコリなど外部の刺激がトラブルを引き起こす原因になります。

そのため、外的な刺激から肌を守るためのバリア機能を持っていますが、その役割を果たすのが角質層にあるセラミドです。

角質層をセラミドや水分が十分に満たしていると外部からの刺激を肌の表層でガード。
肌の奥への深刻なダメージを防いでくれるのです。

セラミドを増やすには?

肌にうるおいを与えて外の刺激から守ってくれる美肌づくりには欠かせない成分・セラミド
ここまで重要なら今度はどうやったらセラミドを増やすことができるのか、気になるでしょう。

放っておいても年齢を重ねれば減少してしまうのだから、なおのことセラミドの増やし方は皆さんが知りたいはず。

セラミドの増やし方、もしくは減少の改善に関する方法は、現在の美容研究では次のように考えられています。

生活習慣の見直し

肌に悪い影響を与える生活習慣のイメージ

肌は生活の乱れでトラブルを引き起こしやすくなります。

例えば睡眠不足・喫煙・ストレスなどがマイナスに作用することで活性酸素を発生、本来のスピードより速く肌の老化を進めてしまう可能性があります。

そんな肌にとってマイナスとなる生活習慣を正すことでターンオーバーを正常化することで肌の産生・成長・生え変わりなどの機能を活性化。
本来の肌能力で作られるセラミドの量を増加・維持しようという方法です。

見直したい生活習慣の例
  • 睡眠不足
  • 喫煙
  • 精神的ストレス
  • 肉体的疲労
  • 紫外線・汚れ・気温などの環境要因

ひつとでも思い当たる生活習慣があるなら、止める・改善するなど見直しを考えてみましょう。

洗顔方法の見直し

美肌の基本!丁寧な洗顔でスキンケア

洗顔の目的は毛穴の汚れや余分な皮脂を洗い流して肌環境をスッキリと整えることにあります。

しかし、実は洗いすぎると逆に肌環境を悪化させてトラブルの原因になることも。
洗いすぎによる肌荒れの原因のひとつは角質層細胞のセラミドが洗い流されて減少してしまう為と考えられているのです。

そのため、洗顔は「ただ洗えば良い」「ゴシゴシと強くこすれば良い」というものではなく、

  • 必要な成分は残すように洗う
  • こすらずに洗顔泡のチカラで優しく洗いないガス

正しい洗顔の方法と言うものが存在します。

詳しくは洗顔の正しい方法や洗顔剤の使い方を紹介した記事をご覧ください。

食事・サプリメントで補給

サプリメント

カラダに必要な栄養は、食事やサプリメントなどを経口摂取(食べて体内に取り込む)で補給するというのが原始的で基本的な方法です。

セラミドにも同じような考え方が適用されます。

考え方は大きく2つ。

  • ひとつは、セラミドを直接的に摂取する
  • もうひとつは、セラミドを増やす栄養素を摂取する

セラミドはヒトの肌だけではなく広く自然界に存在しているので、それを取り込んで肌づくりに生かそうというのが直截摂取の考え方です。

ただし、セラミドをそのまま口から摂取しても、体内でどのように生かせるのかは不明。
とある食べ物に含まれるセラミドを食べたからと言って肌のセラミド含有量が増えるという単純なものではありません。

食べないよりはマシ、というくらいに捉えていた方が無難と言えます。

セラミドを増やすための栄養摂取の方が現実的です。
日常的な食事で栄養バランスを考慮してセラミドが増加するカラダの環境を整えようということです。

セラミドを含んだサプリメントは日焼け対策用の製品に多く見られます。
別途特集した記事があるのでそちらもご参照ください。

セラミドが多く含まれている食材、増加をサポートする食材については後述します。

セラミドを含む食べ物・増やす食べ物

セラミドは、ポリフェノールやカテキン、カロテン、カプサイシンなどの色・匂い・味に関わる成分であるフィトケミカルを含む植物・食材に多く見られます。

パッと思いつくのは野菜や果物。

赤・黄・緑・紫・黒・橙・白

といった色の野菜やフルーツをバランスよく食べることがオススメされます。

野菜・フルーツ

赤の野菜・果物
トマト / いちご / リンゴ / 赤パプリカ / アセロラ
黄の野菜・果物
レモン / パイナップル / 黄パプリカ / 黄カブ / トウモロコシ
緑の野菜・果物
ピーマン / キュウリ / ホウレンソウ / ブロッコリー / ゴーヤ
紫の野菜・果物
紫芋 / 紫キャベツ / 紫かぶ / 紫たまねぎ / ぶどう / ビーツ
橙の野菜・果物
ニンジン / かぼちゃ / 橙パプリカ / オレンジ / マンゴー
白の野菜・果物
かぶ / 大根 / ネギ / 玉ねぎ / 大豆 / 白菜 / 米(ぬか)/ 牛乳
黒の野菜・果物
黒豆 / こんにゃく / 黒ごま / ひじき / わかめ / ゴボウ / ソバ / コーヒー

これらのフィトケミカルを含む食材は高い抗酸化作用を持つものが多いので、活性酸素を除去するなどアンチエイジングにも期待。
セラミドの合成を妨げる要素の排除に繋がるため、間接的なセラミド増加に関わるので積極的な摂取がオススメされます。

ナイアシンの多い食べ物

セラミドを増やすのはそれだけではありません。

ビタミンBの1種であるナイアシンにもセラミドの産生をサポートする働きがあるとされています。

ナイアシンが多い食材
鶏肉 / レバー / かつお / サバ / ぶり / まぐろ / キノコ類 / 豆類 / 小麦胚芽

これらのナイアシン食材も緑黄色野菜と組み合わせて効率よく摂取してみましょう。

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