食事をするときに箸は常に持っていますか?
それとも頻繁に箸を置きますか?
実はこの違い、ダイエット効果が発揮されるか否かに関わってくるのです。
通称・箸置きダイエットと呼ばれるこの方法はただ実践するだけでOK。
手軽に、今すぐ始めることが出来るので是非とも試してください。
それでは、箸置きダイエットのやり方やダイエット効果の仕組みなどをご紹介しましょう。
箸置きダイエットのやり方
箸置きダイエットのやり方はとても簡単。
用意するものも特にありません。
いつもの食事の際に、次のことを試してみてください。
これだけです。
ポイントになるのは、口を動かしている時(咀嚼)には箸を手に持たず必ずテーブルなどに置くということです。
箸置きでダイエットになる理由
ダイエットの原則は次の1点に絞られます。
摂取カロリー > 摂取カロリー
この原則を守るために行われる方法は、大きく分けると2つしかありません。
- 運動で、消費カロリーが摂取カロリーを上回る
- 食事制限で、摂取カロリーが消費カロリーを下回る
世の中には様々なダイエット方法が存在していますが、全てのダイエット方法を紐解くと上の2つのどちらか、あるいは両方を満たすための手段となっているはずです。
食事制限や運動などは直接的に摂取カロリーと消費カロリーのバランスをコントロールする方法です。
便秘解消やデトックスといった美容法もダイエットと関連付けることは多いですが、これらはカラダの働きを正常にすることで間接的にカロリーバランスに影響をお呼びします。
箸置きダイエットは、このうち食事制限に該当するものです。
咀嚼(そしゃく)について
咀嚼とは、食べ物を噛んだり磨り潰して胃に運びやすい状態にするための口の動きです。
咀嚼は食欲に関する自律神経の働きと連動しており、ゆっくりとたくさん咀嚼することで満腹中枢の活動が高まり満腹感を得ることになります。
満腹かどうかは、実は胃の内容量ではなく咀嚼が回数やスピードと言った要素が関連します。
満腹中枢が働くまでには、食事開始から20分ほど掛かる言われている為、ゆっくりよく噛んで食べればたくさん食べなくても満腹になるというわけです。
簡単にまとめると、よく噛んで食べれば少量でも満腹になりやすいのです。
食事をあまり噛まないで飲み込むと太りやすいと言われているのは、このためです。
箸を置く=よく噛んで食べる
人間は、箸を持ったままだと次々に食べ物を口に運んでしまい1回の食事における咀嚼回数は少なくなりがちです。
1口ずつ箸を置き食事時間を長くすることで、通常よりも少ない食事量で満腹感を得る。
結果的に食べ過ぎを防ぐことが出来るというのが箸置きダイエットの理屈になります。
よく噛んで食べるというダイエット方法が、一見すると特別感の無い子供のころから親に注意されるレベルの内容であるため効果に疑問を持たれやすいでしょう。
しかし、モデルやタレントなどもスタイル維持のために実践しているため実は有用な方法とも言えます。
箸置きと同様の効果があるダイエット
箸置きダイエットと同様の効果があるダイエット方法は存在しています。
オーラルダイエットもよく噛んで食べる点で同等の効果を狙った方法になります。
また、よく噛むという行為を食材の方に見出した「もち麦ダイエット」も類似性を持つダイエット方法だと言えるでしょう。
よく噛んで食べるという行為は、即効性は望めない分、効果が無いと感じる人もいるかもしれません。
しかし、1か月も実践していれば次第に今までの食事量が「多い」と感じられるようになります。
仮に失敗してもデメリットが無いダイエット方法なので、是非一度実践してみてはどうでしょう?