どうしよう・・・たべすぎた!?
食欲に負けて食べすぎたことを後悔した経験はありますか?
あの時食べなければ良かった・・・どうしよう・・・
過ぎたことはどうしようもない。
食べてしまったものは、カロリーになるだけです。
と、一般的にはこれが常識的な考え方ですね。
しかし、食べ過ぎたカロリーをキャンセルする方法があるのをご存じですか?
過食は推奨できませんが、どうしても食べすぎちゃったときの対処法をご紹介します。
今回はパスタ編です。
パスタを食べすぎたらリンゴジュースを飲もう
炭水化物の代表格の1つ、パスタ。
専門店は当然、レストランや小さなカフェにまでパスタメニューは見かけるほど広く浸透した料理です。
ご存じの通りパスタは高カロリーで太りやすい食べ物。
しかしその美味しさからついつい食べ過ぎてしまった経験は多いでしょう。
そんなパスタ食べ過ぎをキャンセルしてくれる飲み物がリンゴジュースです。
パスタが太る理由
パスタを食べたらリンゴジュースを飲むと良い。
その理由を説明する前に、なぜパスタが太るのかから入りましょう。
パスタに限りませんが、麺類などの炭水化物は脂肪の素と言える糖質を大量に含んでいます。
炭水化物は糖質と食物繊維を合わせたもの。
ここで炭水化物とするものは、主食のごはんやパン、麺類といった糖質の割合が多いものになります。
糖質が脂肪に変わるメカニズム
摂取した糖質は、カラダを動かすためのエネルギー(カロリー)となります。
生命活動を維持するためにとても大切な栄養素ですが、使用量より摂取量が上回ると、もしもの時のためにカラダに蓄えようとします。
その蓄えられた糖質が脂肪です。
糖質を摂取すると、体内の血糖値(血液中のブドウ糖の量)は急激に上昇します。
カラダは急激に上昇した血糖値を下げようと成分を分泌します。
それがインスリンと呼ばれるものです。
糖尿病の治療で用いられることから、その名をご存じの方も多いでしょう。
インスリンは、脂肪合成を高めで脂肪分解を抑えるやっかいな働きを持っています。
つまり、インスリンが多量に分泌されると太りやすく痩せにくい状態になるのです。
これが、パスタが太りやすい理由です。
リンゴジュースが食べ過ぎキャンセルになるのはナゼ?
さて本題です。
食べ過ぎで過剰に摂取した糖質をキャンセルするにはどうしたらよいか。
それは、摂取した糖質を燃焼させるという考え方を用います。
リンゴジュースには、糖質を燃やすための2つの重要な成分が含まれています。
オスモチン
1つ目がオスモチンと呼ばれる成分。
これは、リンゴやジャガイモ、トマトなどに含まれる植物がもたらすペプチド(アミノ酸の結合体)のことです。
近年では、メタボリックシンドロームの対策に有効とされ注目が集まっています。
アディポネクチンと呼ばれる体内の物質が弱まると血糖値が上昇したり動脈硬化を引き起こしたりと健康的にマイナスな状態が懸念されますが、オスモチンにはアディポネクチンを活性化する働きがあるそうです。
そして、AMPキナーゼと呼ばれるモノが活性化することで糖質の代謝のアップ(脂肪の燃焼を促進)する効果も期待されています。
アップルペクチン
2つ目がアップルペクチンと呼ばれるものです。
名前からも何となくわかる通り、リンゴに多く含まれる成分で健康にはとても良い効果があるとされています。
- 便秘解消
- コレステロール値の低減
- 血糖値の上昇を抑制
特に注目されるのは便秘解消効果。
アップルペクチンは、小腸で消化されずに大腸まで運ばれます。
大腸内では、乳酸菌の餌になることで善玉菌が増殖、悪玉菌の数を上回ることで腸内環境を整える働きが期待されています。
それにより代謝に必要な栄養の吸収効率がアップするため、食べ過ぎた分の糖質を燃焼させることが出来るそうです。
飲む量はどのくらい?
コップ1杯程度を飲めばよいです。
ただし、ジュース類は元々糖分が多いので、果汁100%のジュースを飲用してください。
もしくは、アップルペクチンはリンゴの皮に多く含まれるのでリンゴを皮ごと丸かじりしても成分を摂取することは可能です。
注意!食べすぎはダメ
以上、パスタを食べすぎた場合のキャンセル対処法でした。
しかし、あくまで対処法であり食べ過ぎて良いということではありません。
基本的には後悔したくなければ、常日頃から食べすぎには注意しましょう。
もしもの時にこの方法を思い出して実行してみることをおススメします。