炭水化物は太るのでダイエットの天敵
もはや定説と化しており、太りたくなければお米やパン、麺類などは食べてはいけないと言われています。
しかし日本人はやはりお米が大好き。
食事には白米を食べたくなるものです。
もしお米を食べて2週間で痩せるダイエット方法があったら気になりますか?
そんな現在のダイエットの概念を覆すような目からウロコの方法があるようです。
2週間で痩せられて、2か月続ければ10kgのダイエットも夢ではないというお米食べるダイエット。
- 一体どんな理屈で痩せるのか?
- 本当にダイエット効果があるの?
- その方法とは?
順を追ってお米食べるダイエットをチェックしていきましょう。
お米を食べると痩せる!?
今回紹介するダイエットは、お米を食べて痩せてしまおうという甘美な響きのする方法です。
炭水化物抜きダイエットや低糖質ダイエットが主流となっている中で、お米を食べて痩せるダイエットはまさに画期的と言えます。
では、その画期的なダイエット方法について見て行きましょう。
お米食べるダイエットの実践方法
お米食べるダイエットは、お米とおかずを次の比率にして食事します。
お米 6 : 4 おかず
これは最も効率よくカロリーを消費させる食事バランスのようで、この割合にすることで最もカロリー消費が高くなるそうです。
栄養素での比率にするとこうなります。
炭水化物 6 : 2.5 脂質 : タンパク質 1.5
例えばこのようなメニューになります。
- ご飯 2杯
- から揚げ 2個
- 卵焼き 2切れ
- きんぴらごぼう 小鉢1個
- サラダ 小皿1皿
食べるお米の量は、1日2合ほど。
1合が400g(茶碗で大盛り2杯くらい)なので、普通盛りだと、1食茶碗2杯分のお米を1日3回食べるイメージでしょうか。
結構お米を食べる量が多いですが、なぜそれで痩せるのでしょう。
どう考えても太りそうなものですが・・・。
何故やせる?その理屈とは
お米を食べて痩せるという不思議なダイエット方法。
いくら痩せると言われても根拠が無ければ信用はできません。
お米を食べるダイエットで痩せる理屈は次のようなものです。
お米はカロリーが高い食べ物です。
100gあたり168kcalと言われています。
しかし、同時にお米はカラダの脂肪を燃焼させる燃料になるものでもあります。
お米 6 : 4 おかず
この比率で食事をすることにより、胃腸の働きが活性化し、代謝がアップして脂肪が燃焼しやすくなるのです。
脂肪を燃やす燃料を多めにして、燃焼効率をアップする、ということです。
さらに効果的にするには
6:4の比率で食事をするだけでも効果が出ると言われていますが、さらに短期間で効果を出す方法があります。
雑穀米を入れる
ひとつは、白米に雑穀米を混ぜることです。
雑穀米を混ぜ合わせることでカロリー消費に必要なビタミンやミネラルが増えます。
それにより、燃焼効率がさらにアップして、より短期間で結果が出せるのだそうです。
具だくさん味噌汁
もうひとつは、具だくさんの味噌汁をメインのおかずにすることです。
発酵食品である味噌は代謝をアップすると言われています。
さらに味噌汁汁がカラダを温めることで、痩せやすい体になるのです。
体が冷えた状態は、代謝が落ちているため痩せにく状態、そのために味噌汁で体を温めるのは効果的というわけです。
カロリー30%カットの食材を混ぜる
雑穀米と異なり、こちらは最初からダイエットを目的として販売されているヘルシー食材です。
原材料に「でんぷん」「食物繊維(ポリデキストロース、セルロース)」「オリゴ」「デキストリン」「グルコマンナン」「グルコン酸Ca」「増粘剤(昆布類粘質物)」「調味料(有機酸)」を使用。
お米に比べてヘルシーで混ぜて炊くとカロリーを通常より30%ほどカット可能。
しかも食物繊維が豊富なので不足しがちな栄養も補えます。
Amazonの購入者レビューも高く、感想も好意的な書き込みが多いようです。
中には3~4か月で10kg以上のダイエットに成功したという意見も確認されました。
味も通常のお米に比べてそれほど衰えることはないので、ダイエット目的であれば食べられないストレスを感じずカロリーカットが出来るのでとてもおススメです。
ただし、過度に美味を求めると「まずい」と感じてしまうので、あくまでダイエット目的を前提としてください。
「食べない」「我慢する」という高ストレスダイエットは避けたいという人は是非チャレンジしてみましょう!
「お米食べるダイエット」専門書
今回紹介したダイエットの専門書です。
お米を食べるだけで痩せるというキャッチコピーに多くの女性が惹かれて大ヒットとなっているようです。
同じくお米食べるダイエットをテーマにした書籍は複数存在しています。
いくつかご紹介しておきますので、興味があれば目を通してみましょう。
やせた?太る?評価がわかれるお米ダイエット
さてさて。
結局ダイエット効果が出るのかどうか。
この点がダイエットに悩む女性にとっては最も気になることでしょう。
お米食べるダイエットを紹介したテレビ番組では、通常体型のお笑い芸人・エド・はるみがチャレンジして2週間で-4.6kgを達成しました。
一方で、「お米食べるダイエット」の書籍購入者が実践したところ、評価は真っ二つに割れています。
つまり「痩せた(もしくは変わらない)」という人と「太った」という人です。
やせた人は結果が出たという事で良いし、変わらない人もまあ今回は良いでしょう。
問題は太ったという結果の方です。
一体、何故「痩せる」という結果が出ずに太ったのでしょうか?
ただお米を食べれば良いのではない?
もう一度このダイエットについて整理してみましょう。
お米食べるダイエットは、6:4の割合でお米を6割、おかずを4割食べることで脂肪の燃焼効率を最大にするというものです。
決してお米をたくさん食べるだけで痩せるわけではありません。
ダイエットの基本は摂取カロリー > 消費カロリーです。
つまりお米さえ食べていれば他に何をしても良いというものでもありません。
脂肪燃焼の燃料は炭水化物。
食事からお米を抜くよりも、しっかりと食べた方が脂肪も燃えるという考え方です。
つまり、それ以外にもおかずはヘルシーな食材(和食など)を中心にしたり、間食はしないなど食事以外での摂取カロリーを増やしてよいわけではないのです。
このダイエット方法は、実はダイエットと呼ぶような特別なものではなく、本来の規則正しい食生活に戻そうという意図が根底には存在しているのでしょう。
3食きちんと食べて間食を止める、高カロリーな西洋風の食生活からヘルシーな和食を中心にすれば、自然と本来あるべき体型に戻っていくはずです。
- カロリーの高い洋食メイン
- 間食がやめられない
- 運動不足
- ジュースなど糖分の採り過ぎ
もし、お米を食べて太ったと疑心暗鬼になった場合は、不摂生な食生活になっていないか、一度見直してみましょう。
そのうえで6:4の割合でお米を食べていくと違った結果が見えてくるのではないでしょうか?