痩せるホルモン・GLP-1の2つの働きとダイエット効果

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痩せるホルモン「GLP-1」 ダイエット

2013年7月30日に放送されたテレビ朝日系「たけしの健康エンターテイメント・みんなの家庭の医学」

この放送回では、痩せるホルモンというダイエットに熱心な女性が心動かされるテーマが取り上げられました。

その痩せるホルモンとはGLP-1と呼ばれるモノです。

ご存じの方も多いでしょうか?

GLP-1が何故やせるホルモンと呼ばれるのか、その働きや効果的に分泌を促す方法を今回はご紹介しましょう。

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やせるホルモン「GLP-1」って?

小腸から分泌されるホルモンにはダイエットの秘密が!

GLP-1とは、食事を摂取することにより小腸で分泌されるホルモンです。

この小腸の下部はL細胞と呼ばれていますが、このL細胞にGLP-1を大量に分泌する細胞があると言われています。

GLP-1とダイエットの関係

GLP-1は痩せるホルモンと言われていますが、一体なぜ痩せるのでしょうか?

このホルモンは大きく2つの特徴を持っています。

血糖値を下げる

医療だけでなく美容でも使用される注射器

GLP-1は、血糖値と深く関わっています。
このホルモンの働きを利用したGLP-1受容体作動薬と呼ばれる糖尿病の治療薬も用いられるほどです。

食事をして小腸から分泌されたGLP-1は、血液中を通ってすい臓へ運ばれます。

すい臓は血糖値を下げる働きを持つインスリンを分泌する臓器ですが、GLP-1は血糖値が高い場合のみすい臓のインスリン分泌を促進する働きがあります。

その結果、血糖値は下げられるというわけです。

食欲を抑える

食欲旺盛な女性

GLP-1には血糖値を上げるグルカゴンというホルモンの分泌を抑えたり、食欲を抑える効果があると言われます。

胃の運動を抑えることで満腹感を得やすく、お腹が空きにくくなることから、食事量を抑え体重が減る可能性があります。

「痩せるホルモン」として注目されたのはこちらの効果の為です。

GLP-1を効果的に分泌する食べ物

GLP-1とダイエットの関連が分かったところで、どうやってGLP-1の分泌を促すのかという疑問が出てくるでしょう。

このホルモンの分泌を促進するには、2つの栄養素が重要になります。

それは、食物繊維とEPAです。

食物繊維

食物繊維は、野菜に多く含まれる皆さんんご存じの栄養素です。

整腸作用などの点でも昔から多くの女性が注目しています。

GLP-1を効果的に分泌するには、この食物繊維を摂取することが望まれます。

特に多くの食物繊維を含む食材に次のようなものがあります。

アボカド

森のバターと呼ばれる高栄養価のアボカド

森のバターと呼ばれるアボカドです。

サラダに盛り付けられたり、マグロとの和え物で見かけることも多いでしょう。

アボカド半分に、約8gの食物繊維が含まれています。

ただし、アボカドは脂肪分が多くカロリーが高いことから摂取には注意が必要となります。

いくら食物繊維が多くても高いカロリーを摂取しては意味がありませんので、ほどほどの量にしましょう。

ひじき

ひじきには食物繊維が豊富

ひじきは海藻の1種です。

カロリーも低く、長寿食として古くから日本の食卓に用いられています。

調理したひじきの煮つけ1食分に、約5.8gの食物繊維が含まれています。

含有量はアボカドに劣りますが、カロリーは遥かに低いので食物繊維摂取を目的にするのであれば、ひじきの方がおススメです。

かぼちゃ

食物繊維が豊富に含まれる南瓜(かぼちゃ)

ウリ科の植物・かぼちゃ。

かぼちゃの煮物にも1食分で5.3gの食物繊維が含まれます。

EPA

GLP-1を効果的に分泌する栄養素の2つ目は、EPAです。

EPAは脂の乗った青魚に多く含まれており、DHAと並んで有名な栄養素です。

魚の中でもサバが最も多くのEPAを含むと言われています。

100g辺りに含まれる量は、サバが1645mg、いくらが1613mg、マグロが1460mg。

サバ・いくら・マグロの中で、サバが最も食品として手頃で食卓に届きやすい魚です。

スーパーに行けば、鮮魚としてだけでなく、缶詰やお惣菜としても目にすることが多いでしょう。

GLP-1の分泌を目的に摂取するという意味では、サバが圧倒的に優秀な食材と言えます。

サプリメントなどで補う方法

日頃の食生活で、食物繊維やEPAを摂取する機会に乏しいという一人暮らしのアナタ。

仕事に疲れたカラダで食事を準備するのは大変、もしくは外食がばかりでGLP-1を気にする余裕はないという場合はサプリメントで補助してはいかがでしょう?

EPAのサプリメント

テレビ東京系「主治医が見つかる診療」に出演経験もある医師・岡部正が監修したEPAサプリメント。

糖尿病の専門医が自身で飲みたいと思うサプリメントとして開発した信頼性の高いアイテムです。

1日の摂取量7粒でEPA1041mgが摂取可能、抗酸化作用もある優秀なサプリとなっています。

ゴボウ茶

サプリメントではありませんが、ゴボウ茶に含まれる食物繊維は先に紹介したかぼちゃの含有量を遥かに凌いでいます。

ひじきと同レベルで多くの食物繊維を保有しているだけでなく、飲料として摂取できることからお手軽に補給が可能です。

もちろん食物繊維が豊富という事は、便秘解消にも役立ちますね。

さらにはノンカフェインのため、妊婦の女性や子供でも安心して飲むことができます。

特に子供は野菜を好き好んで食べないため栄養が偏りがちです。

スッキリとしたゴボウ茶なら飲みやすく、食物繊維も無理なく採ることができるでしょう。

食材での食物繊維やEPAの摂取が難しい場合は、サプリメントやお茶など栄養補助アイテムを検討してみてはいかがでしょうか?

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